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- / ISBN・EAN: 4934569645494
感想・レビュー・書評
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横道世之介にハマり過ぎて映画も観てみました!
高良健吾、ドンピシャですね!
面白いことしようと思ってるワケじゃないのに面白くなっちゃう……狙っての笑いじゃない……最高でしたw
ほぼ原作通りでファンの期待も裏切らないのではないでしょうか。
私の妄想の中では他の登場人物がもっとキャラが濃かったので、映像を見ると「あれ?普通っぽいな」と思ったりもしましたけど、考えてみたらそんな濃すぎる人、なかなかいないよなぁ、と思ったり(どんだけかっとんだ人を妄想してたのかって話w)
でも、読書の楽しさはそこだと思うんですよねぇ。自分なりの妄想込みで世界を作り上げていく……やっぱり私は原作読んでからの映像派かなぁ。でも、映像観てから興味を持って原作を読んで「あーあれはそういう意味だったのか!」と気付くのも嬉しいんだよなぁ。
やっぱり決められない。永遠のテーマだ! -
長崎県の港町で生まれ育った横道世之介は、大学に進むために上京する。周囲の人間を引き付ける魅力を持ち、頼まれたことは何でも引き受けてしまう性格である世之介と、彼に関わった人々の青春時代とその後の人生を描く。
何かのテレビ番組で「出演者に愛された映画」と紹介されていたのが気になったので、観てみた。主人公の横道世之介はお人好しで憎めない性格の持ち主。物語の途中で、世之介の友人達の16年後の様子が挿入されるが、皆世之介を思い出すと笑顔になる。悪い思い出を残さない、たとえ嫌な事があったとしてもそれすら世之介らしさに包まれているような、不思議な人物である。
その世之介に勝るとも劣らない存在感を示すのは、吉高由里子演じる祥子である。彼女は裕福な家庭に育ったお嬢様で挨拶は「ごきげんよう」。田舎者の世之介とは素性が全く異なるが、天真爛漫で物怖じしない性格は、どこか世之介に通じる部分があるように思う。祥子の「世之介さ~ん」と呼ぶきらきらした声が印象に残っている。
世之介の友人の一人、加藤は「知り合えただけで人生得した気分になる人間」と世之介を回想している。それってとてつもなくすごい人間だと思うが、それを自覚していないところが世之介の良さである。そんな世之介の姿を見ながら思いがけず微笑んでしまっている私も、世之介という人間から幸せの種をもらっていたのかもしれない。 -
原作はもちろん好きだけど、映画も良かった。
役者さんの感じがその時代の雰囲気に合ってて、流石だなぁと思った。
特に吉高さんのしょうこちゃんが無理がなくて、
お嬢様で浮きがちだけどなんか嫌じゃない、しかもちゃんと自分の考えや芯のある感じ、本読んでる時も好きだったし、吉高さんのしょうこちゃんも良かった。 -
俳優さんが良かった。自分の青春のどこかにも世之介がいたような気がした。
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高良くんが、すごく良かった。癖のある役が多いけど、この世之介みたいな、天然役もぽわんと演じてました。人を疑わないと言うか、誰の胸にもすっと入って行けるような世之介。結構長いのですが、それを感じず、世之介ワールドに引き込まれました。哀しいラストだけど、みんなの心のずっと生き続けるんだろうなと思えて、良かったです。
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今の邦画の状況が良い面でも悪い面でもすごくよく見えてくる映画でした。沖田監督は『南極料理人』はすごく好きだけど『キツツキと雨』はイマイチだったので、やはり良い原作つきじゃないとダメで、オリジナル脚本はイマイチなんでしょうか・・・そういう面で実はすごく期待してる監督さんなんです。
『南極料理人』についての感想を、映画をかなり観てる方(10コ上・・・45歳ぐらいの方)とだいぶ前に話し合ったんですが、「配役の当てはめ方が良い」という結論にお互い達しました。この『横道世之介』も、とにかくキャスティングが素晴らしい!
「日本映画の悪い状況」ってのは狭さ、狭苦しい感じなんです。キャストにしても「またか!」となる感じ。テレビ→映画という流れだしここが凄く嫌い。
なのでどうしても世界が狭く狭くなっちゃって、面白みがなくなるんだけども、「売れるものを作らないといけない」っていう状況下でかなり良い配役を毎回されてます。(同じ吉田原作だと、『悪人』はハマりすぎててイマイチでした)
まず高良健吾くん!自分は男だし、若い男性俳優で好きって人はそんなにいないですが高良健吾だけは好きです。この人、熊本出身なので世之介(吉田修一)の長崎とわりと近い。それとこの映画は「世之介みたいなやついたよね」っていう世之介あるある映画な側面がありますが、自分が知ってる世之介みたいな奴が熊本出身なんです。
あと吉高バカがバカ可愛くて最高。
他のキャストだと池松壮亮の演技がダントツでよかったです。こういうのはキャストの演技力だけでは語れなくて、どういう演技を要求するかってのがあると思う。沖田監督のすごいところは演技やセリフの自然さ。
お話は吉田修一さん世代の、'80年代回顧青春映画。個人的には「'80年代爆発しろ!」と思ってるぐらいバブル期は憎いんですけど、それと表裏一体で愛しい面も多い。監督とは同世代なので'80年代は子どもだったですけど。その「愛しい面」の象徴が世之介、みたいな感じ。だから結末はああなるんじゃないのかなあと思います。
その「結末」の年が、原作だと2008年、映画だと2003年なのでこれは重要な点だと思う。
主人公の名前、これは長崎弁で「おうど」とか「おうどう」。横道坊主ってバンドがいますけど(CDも持ってる)、映画のHPにコメントされてました。
沖田監督はこういうコメディを作らせたらものすごく面白い。演出のつけ方、間の取らせ方、クレーンでの長回し・・・。抱腹絶倒、ゲラゲラ笑いました。
この人から感じるので一番近いのは森田芳光監督。ただ、森田監督がリアル'80年代なのに対してやっぱり世代差がかなりあると思う。同じファンタジーの『間宮兄弟』よりも断然面白かったです。
あと、喜八イズムの継承者って面でも期待してるんですが、お勧めが『大誘拐』だからちょっと違うんじゃないかと(笑)。沖田監督の志向って、あんまり変なところに向いてなくて、あくまで普通の感じなんです。ここがもうちょっと、地獄から出てきたような感じでここに到達できてる人だったらもっと好きになれるのになあ・・・。
音楽の漣ちゃんもとてもよかった!!!
アジカンはどうでもいい!!
今の40代の方(世之介世代)や、今の20代の方(劇中の学生と近い世代)等、違う世代の人たちと感想を語り合いたくなる作品でした。 -
幸福感いっぱいの2時間40分。
とても幸せな気持ちになれる映画でした。
不思議な映画だ、なんでこんなに幸せな気持ちになれるんだろう。
特に何かが秀でてる訳でもないし、難点も確かにある。
でも、世之介のあののんきな笑顔を見ているとそんな小さなことは、どうでもいいように思えてきます。
観る人を幸せにする。
ただもうそれだけで、本作はとても素晴らしい作品だなと思いました。
やっぱり映画の良し悪しはクオリティや技術云々よりも心が動かされたかどうかなんじゃないでしょうか。
横道世之介の名が示す通り、ちょっと横道にズレている世之介とその世之介に輪をかけてズレているお嬢様の祥子ちゃんとのバカップルが、もうおかしくて可愛くて愛おしくて。。。映画が終わらなければいいのにと思ってしまうほどでした。
クリスマス、雪の中で初めてのキスにはしゃぐ二人を真上から映したシーンを観ながら、あの頃大好きだったあの人は今どうしているかな?とふと、自分の青春時代を思い出してしまいました。
人間って、もう二度とあの頃には戻れないんだと知ったとき、何でもない日常が実はかけがえのないものだったと気づくんでしょうね。
この作品に、いや世之介に出会えて良かったな。
ああ幸せ☆
(2013年 日本) -
「出会えたことが、うれしくて、可笑しくて、そして、寂しい――。」
長崎から上京してきた大学生・横道世之介が、社長令嬢のガールフレンドやゲイの友人など、多種多様な人たちに囲まれて過ごす何気なくも温かい日常。
全体として長いのが気になるけれど、世之介の憎めないとぼけた雰囲気が良くて、見終わった後はほんわかした気分になる。
特別なことをしたわけじゃないのに、普通に生きていただけなのに、その人のことを思い出すとみんな自然と笑顔がこぼれる―それって、結構すごいことだ。それって、結構素敵なことだ。
映画も色々賞をとってるみたいですね!
奥様、お目が高い(о´∀`о)
映画を観た奥様と語り合いた~い(≧∀≦)
高良...
映画も色々賞をとってるみたいですね!
奥様、お目が高い(о´∀`о)
映画を観た奥様と語り合いた~い(≧∀≦)
高良健吾の魅力について夜通し語り合いたいでーす(≧∀≦)
ご迷惑でなければ奥さんをお貸ししますので語り合ってください!w
その間に...
ご迷惑でなければ奥さんをお貸ししますので語り合ってください!w
その間に私は読書を楽しみまーす(≧∇≦)b
1Qさんの奥様、お借りしまーす♪
一晩中、イケメン談義しますよ〜ψ(`∇´)ψ
1Qさんの奥様、お借りしまーす♪
一晩中、イケメン談義しますよ〜ψ(`∇´)ψ