本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (157ページ)
感想・レビュー・書評
-
高校3年になる春、父の転勤のため、いとこ姉弟と同居するはめになった勝利。そんな彼を驚かせたのは、久しぶりに会う5歳年上のかれんの美しい変貌ぶりだった。しかも彼女は、彼の高校の新任美術教師。同じ屋根の下で暮らすうち、勝利はかれんの秘密を知り、その哀しい想いに気づいてしまう。守ってあげたい! いつしか一人の女性としてかれんを意識しはじめる勝利。ピュアで真摯な恋の行方は…。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み始めたらページをめくる手が止まらなくなる。
思わずにやけてしまったり、主人公と一緒に苦しくなったり切なくなったり、、そういうことが純粋に楽しめる。難しいことを語って、読んでいるこちらが疲れてしまうなんてことが一切ない。読書って楽しいものだよなあと再認識させられる。
言うなれば漫画みたい、なのだ。
補足すると村山さんの書く丁寧な心理描写に、小説なのに漫画のように読ませられてしまう、のだ。
油断しているとハッとさせられるセリフや想像力を掻き立てる描写が多く、小説としての魅力も十二分に感じさせてくれる。
既に続きが気になって仕方がない私は
村山さんの本に恋をしてしまった気分!
個人的に勝利やかれんが恋に落ちるまでスピード感に驚いてしまったのだが、実際の恋ってそんなものだよなあ。
これからの展開に期待を込めて。
2020.5.31