スタンフォードの自分を変える教室 スタンフォード シリーズ [Kindle]

  • 大和書房
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感想・レビュー・書評

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  • 人間はチンパンジーより忍耐力がないというエピソードが面白かった。
    すぐだと2個、2分待つと6個おやつがもらえる選択肢で、待ったチンパンジーは72%に対し人間は19%だった。
    人間は賢い頭脳を「我慢するのは次にしよう」と言い訳に使っているのです。

  • 2013年5月1日
    「意志力の科学」。

  • 心理学の本であるため、たくさんの実験をもとに説明をしてくれる。そのため話は入ってきやすいが、読んでいて楽しいとはならなかった。実践するべきこともたくさん書かれていたが、あまり引き寄せられるものではないと思ってしまった。興味のある人にとってはとてもよい本なのかもはしれない。

  • なぜ人は欲望に負けるのか。
    自制心が働かないのはなぜか。
    すべての答えは脳から抽出されるドーパミンだった。刺激、興奮、快楽を餌とするドーパミンは脳を満足させ、行動に移させる。私達の意志とは別のところで、精神や心とは切り離された部分で私達の行動が決められている。ある意味、とても恐ろしいことである。だからこそ、ギャンブル依存症は本当に怖いと思った。私達の意志の力だけではどうすることもできない己の脳との戦いなのだから。しかし、思考と行動は分けられると書かれている。最終的な結論、最終的な選択はやはり私達の強い意志、冷静な判断力に委ねられる。
    一旦、思考や欲望を落ち着かせる必要性、そして自分を客観視して研究する重要性があることがとても勉強になった。ダイエットもパチンコなどのギャンブルもドーパミンとの戦いなのだ。

  • 甘いもの、お酒、タバコ。人はなぜ「やめよう」と思いながらも挫折してしまうのか? 自分は本当に意志が弱い人間なのか? 心理学者である著者が、人の意志力について解き明かす。

    自己啓発本なのかと思っていたら、科学的な話だったので驚いた。心理学から見た、人の意志力。ダイエットや禁煙にすぐ失敗してしまうのは、人として当然なこと。意志力を身につけるコツがあるのだ、ということがわかって興味深かった。ワークが付いているので、今週はこれを試してみよう、と思えてなかなか面白い。まあ最終的には、メンタル次第だなぁと思ってしまったけれど。

  • やる力、やらない力、望む力

    短期的には、人は目の前の誘惑に負けてしまうもの。
    上記の3つの力をうまく使い「意志力」を強める。

    意志力筋は望む力を使って鍛えられる。

    ・一度「どうにでもなれ」と思ってしまうと、もっとダメになりたく思ってしまう。
    ⇒失敗した自分を許すことで被害を最小限に。
    ・常に「将来の自分」を過大評価している。
    ⇒今日は出来なくても明日は時間に余裕があるからと思い先延ばしにする。大抵の場合、翌日も余裕がなくなり、また先延ばしにしてしまう。
    ・「恥の効果」を利用する。
    ・プライドが意志力を増やす。
    ・認められたい力を作動させる。

著者プロフィール

スタンフォード大学でヨーガ、心理学、健康な背骨のためのクラスなどで教える受賞指導者。心身科学や健康運動のリーダーであり、ヨガ、フィットネス、ヘルスケア専門家のための教育やティーチャートレーニングに貢献している。『International Journal of Yoga Therapy』の編集長であり、『YogaJournal』や『IDEA Fitness Journal』などに記事を頻繁に執筆している。
マクゴニガルのウェブサイト:http://www.kellymcgoniga.com

「2014年 『ケリー・マクゴニガルの痛みを癒すヨーガ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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