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感想・レビュー・書評
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「毒親」という言葉を最近いろいろなところで聞くようになり、自分にもいろいろと思い当たるふしがあって毒親に関する本を探していたところこの本にめぐり合いました。
というのが僕自身、子供の頃に親や周りの大人から大切に育ててもらい、ある部分では大人の言うことは絶対であり、おまえに発言権はないというねじ伏せられ方をして育ってきた部分があったからです。
かといって自分の親が毒親だというつもりはこれっぽっちもないし思ってもいないのですが、育ててくれた親に何か返さなきゃという気持ちに縛られているのは事実で、それに悩んでしまうこともしばしばだったので、何かヒントに繋がるものが得られればと思ったのです。
ノーフィクションということだったのですが、あまりにも壮絶な体験をされていて、正直目を覆いたくなるような場面もありましたし、読んでいて苦しくなるところもありました。失礼ながら「こんな親がいるのか」とも思ったほどです。
どこかで愛情の歯車が狂ってしまったんでしょうね。もしかすると彼女が生まれたときからそれは既に壊れていたのかもしれない。
大変痛々しい部分はありますが、その呪縛と戦う彼女の姿勢と、彼女を支えるだんなさんの愛にほっとする本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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