さぶ [Kindle]

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著者 : 山本周五郎
  • 新潮社 (1965年12月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (248ページ)

さぶの感想・レビュー・書評

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  • タイトルに反して、栄二が主人公にも思えるが、さぶの献身的な友情は、ちょっとホモ?とも思いながら読み進めたが、本当にピュアな想いだったように、読後、感じた。

  • 『名作うしろ読み』で斎藤美奈子があんまりほめてるものだから読んでみました。
    やはりこの人の言うことは素直に聞いておくもんだ、と思いました。

  • 人を信じられること、人を愛すること。
    とてもくすぐったいことだけど、でもバカみたいな一途さでずっとちゃんと人を大事に出来るってこんなにも力強いことなんだなって、この小説を読んで感じた。
    みんな必死で生きている姿、登場人物一人ひとりみんなに人格があってないがしろにされていない。
    その中で、幸せを思い求める彼等の姿があまりにも印象的。
    一度読み出したら、最後まで止まらない。極上の面白さ。読み終わった瞬間、また読み返したくなる不思議。

  • 人足寄場。江戸末期に石川島にあったという軽犯罪者などの自立更生施設。たしか、歴史の教科書で太字の単語を覚えたような記憶がある(笑)。

    そこに無実の罪で放り込まれたしまった青年(栄二)と、その親友(さぶ)、将来の妻(おすえ)、飲み屋の友人(おのぶ)、そして人足寄場での様々なできごととそこでであった仲間たちとの人間ドラマの物語。

    初めから終わりまで、すべて栄二をとりまく事件の物語。この小説の主人公は間違いなく栄二だ。

    栄二のほうは、仕事ができ、めっぽう強くて、頭もよい。リーダーシップもあって、周りからの信頼も集める、とても魅力的な男。いっぽうさぶは、あまりぱっとしない、めだたない存在。

    なのになぜ、著者は「さぶ」というタイトルにしたのだろうか?

    人足寄場で知り合った老人から栄二が説教される場面がある。
    「世の中には生まれつき一流になるような能を備えた者がたくさんいるよ、けれどもねえ、そういう生まれつきの能を持っている人間でも、自分ひとりだけじゃあなんにもできやしない。能のある一人の人間が、その能を生かすためには、能のない幾十人という人間が、眼に見えない力をかしているんだよ、ここをよく考えておくれ、栄さん」

    こういう考えが反映されているのかなぁなどと考えたりもした。

    自分の職場がある浅草あたりが中心に話が展開される点にも興味を感じたが、恋愛あり、友情あり、また悪を徹底的にのしてしまう勧善懲悪の爽快感あり、そして何より最後のどんでん返しは、推理小説的要素すらある。

    いい本でした!(笑)

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