薬指の標本(新潮文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ファンタジーチックでぼんやり話を終わらせる感じ。好き嫌い分かれそう。

  • 本がたくさんあって、好きに自由に読んでいいカフェで、席のそばにあってタイトルに惹かれて手に取ってみた
    もちろんカフェの滞在時間では読みきれず、その後図書館で借りて読んだ

    そういえば小川洋子は名前は知っているものの、『博士の愛した数式』を学生の頃読んだくらいだったな、と思い、読んだ記憶と読了感を薄らと覚えているだけで文体や好き嫌いの感想を思い出せなかった

    設定自体は面白く、物語はどうなっていくのかな、とわくわくしたものの(昔の出版物、というのが大きいのだろうけれど)表題作ももう一方も、どちらの話も登場人物に気持ちが寄り添えず、寄り添えないままページは巡って、いつの間にか終わった、という感じだった。とりあえず読み終えた、という感じ。少し不気味な雰囲気は、好きな人にはとても刺さる気はするけれど、これは私向きではなかった。
    他にも気になる作品はいくつかあるので、懲りずに作品には手を出していきたいと思う。

著者プロフィール

1962年、岡山市生まれ。88年、「揚羽蝶が壊れる時」により海燕新人文学賞、91年、「妊娠カレンダー」により芥川賞を受賞。『博士の愛した数式』で読売文学賞及び本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。その他の小説作品に『猫を抱いて象と泳ぐ』『琥珀のまたたき』『約束された移動』などがある。

「2023年 『川端康成の話をしようじゃないか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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