グレート・ギャツビー [Kindle]

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制作 : 野崎孝 
  • 新潮社 (1974年7月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (172ページ)

グレート・ギャツビーの感想・レビュー・書評

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  • 猫町倶楽部課題図書を当日になってようやく読了。言わずと知れた20世紀アメリカ文学の代表作で、初読は一昔前に村上春樹訳がでたときくらい。最近また光文社古典新訳文庫からも新訳がでたようだが、イマイチ評価が良くないようだ。今回は1957年初版という野崎孝による古典訳がちょうどKindle入りしたので、その野崎訳で読んで見た。いかにも文学部教授と言った感じの硬質の訳文で、決して読みやすくはないがそれはそれで時代がかっていて面白い。

    キャラウェイやギャッツビーの、東部文化へのアダプテーションを中心に論じられることが多いが、個人的にはトム•ブキャナンが妻と愛人の二人を同時に失いかけて狼狽するスノッブぶりや、そこから急展開する物語のスピード感が好きだ。

  • 先輩(男性)に薦められて読みました。私が歴史的な背景を知らないせいなのか、あまり作品の良さがわからず…。なぜデイジーにそこまでこだわるのだろうか、そんなことを考えて読み終わりました。

  • 文章が綺麗。映画を見てからの方が想像しやすいかも

    「ぼくは三十ですよ」と、ぼくは言った「自分に嘘を付いて、それを名誉と称するには、五つほど年をとりすぎました」

  • 「In my younger and more vulnerable years my father gave me some advice that I’ve been turning over in my mind ever since.」で始まるグレートギャツビーの冒頭の文章。

    大学の教養時代の英語購読の時間に出会い、そのみずみずしさに度肝を抜かれた。そして、慌てて、名前だけ知っていたが軽んじていて読んでいなかったこの本を(日本語で)読んだ。これが自分が村上春樹好きになったきっかけでもあり(普通と逆で、フィッツジェラルド→村上春樹の順)、懐かしい。この小説は、ギャッツビーの栄光と愛を「僕」の視線で描いたものだが、自分は、ギャッツビーの人生ではなく、「僕」のギャッツビーや周りの人に対する立位置、感性に打たれる。この「僕」のあり方は、村上春樹の「僕」と似ていると思う。なお、グレートギャッツビーの冒頭と最期の文章は今でも何度も読み返してしまうほど愛している。本当に素晴らしいと思う。

    本書は、その後、(我が愛する)村上春樹の翻訳もでた。悪くはないが、若いときに読んだ、野崎孝の訳がやはり馴染んでしまっている。野崎孝訳は、カポーティもサリンジャーも好みである。

    *あと、大学の仏語購読で出会った短編小説集も気に入っていた。二人の姉妹が街をさまよう話と、男の子が暖炉のある家の中で森二関する空想を繰り広げる話がでていたように記憶している(何のこっちゃっといった感じだが)。その後、○十年も探しているが、作家名も失念していて見つけられていない。あの作者は誰だったのだろう?サローヤンを大人に仏蘭西的にした感じの小説だったが。。

  • 15歳で読んだときは、煌びやかなのに暗い大人たちと詐欺師の話だなと思った。入り込めなくて、誰にも共感できなかった。何で学校の課題でこれを読むのかと思った。



    18歳のときに読んだときは、ギャツビーのデイジーへの一途な愛に涙が出た。
    すべてはデイジーのため。デイジーにもう少しの思い切りがあれば。不器用な愛が報われないことが悲しかった。



    27歳のときに読んだときは、デイジーの自分の娘に対して言った一言が頭を離れなかった。
    ”And I hope she'll be a fool – that's the best thing a girl can be in this world, a beautiful little fool.”
    「女の子はかわいいおばかさんであることが一番」
    デイジーはあえてギャツビーのもとにいかなかったことを知った。
    彼女をあまり好きになれないけど、1920年代の女性としてどうしようもできないこともたくさんあったのかも。女性の弱さも寂しさもしたたかさもかわいさもずるさも悲しさもデイジーのこの一言につまってる。ずるくて嫌だけど、どこまでも女性な人だと。誰も幸せそうじゃないのも印象に強い。みんな悩みながらこの状況に陥ってる。でもちょっとみんな子どもっぽいかなとも思ってしまう。27歳の私にはギャツビーの執着ぶりが少しこわいと思うようになった。悪い人じゃないのにな。


    ”old sport”を口ぐせにすることでギャツビーに違和感をだすフィツジェラルドはさすがだと思う。憎めないんだけどね、ギャツビー。幸せになって欲しかったよ。


    読む時期によって感じることが違うから何度もこの先読みたい。回数を重ねて、すごい小説だと気付いた本の一つ。

  • 名作読書月刊

    何度も映画化されてるので
    「どのバージョンを観ようか?」
    悩んでいたのですが
    「あ、原作読めば良いのか」
    と思い至った。

    微細な心の情動など、
    名作の所以を堪能しました。

  • 再読。
    前読んだときは村上春樹訳の読んだけど、せっかく再読するので違う翻訳者のものを読んでみた。前読んだときには特別な感想もなく、あまりストーリーも印象に残らなかったが、今読んでみるとギャツビーとニックの心情や、ギャツビーに対するニックの視線などとてもおもしろかったです
    女一人、夢を追い求めたギャツビーの生涯と、自身の生まれ育った環境の道徳やモラルから抜け出せないニック。豪華絢爛さと腐臭を併せ持った東部社交社会の二人の立ち位置、そして同じ境遇にいる二人の性質の対比がおもしろかったです

  • 古典の翻訳小説で、一般的にはそこそこ定評があるんですが、
    私はちょっと苦手かもしれません。
    いわゆる英語での隠喩が豊富なんですが、
    もう何を指しているのか訳がわからないです。

    光文社の古典新訳か村上春樹氏の翻訳本にしておけばよかったかなぁ。
    http://monokaki3.com/gatsby-104

  • 村上春樹の“ノルウェイの森”で主人公が「(グレートギャツビーを)何度も読むような人間となら友達になれそうだな」と同じ寮で東大に通う秀才の先輩から声をかけられるシーンがあり、どんな小説なんだろう?と頭の片隅に残っていたもの。

    ひとことで言ってしまえば「成り上がりものの栄枯盛衰」のお話しなんだけれども、正直なところ、ギャツビーのどこまでが本当でどこまでがうそなのか、なんとなく最後まではっきりしない。とはいえ、彼の一途さは最後まで本当なのだろうし、それが結局は「生まれの違い」で壊れてしまうのもいたしかたのないことなのだろう、と感じる。

    小説の時代背景が第一次世界大戦後、世界恐慌を乗り越えたあたりであり、背景知識がないとちょっとわかりづらいかもしれない(じぶんにはいまいち理解できな描写がいくつかあった)。

  • 2013/10/10
    野崎孝訳

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