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- / ISBN・EAN: 4988104078018
感想・レビュー・書評
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久しぶりに見た。
セリフではなくて絵で見せる。
7人の侍もだけど、村人の個性も見えるのがいいよなぁ…。
またそのうち見よう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長いけど、退屈はしない。とにかく映像に圧倒的な迫力があり、役者の演技、衣装、セット、何から何までリアル。これが60年ほど前に作られたなんて、凄すぎる。音楽でいえばビートルズがそうだけど、現代エンターテイメントの雛形は既に半世紀前に出来上がってしまっている。
ストーリーの時代背景は戦国時代だけど、所謂戦国武将同士の合戦ではなく、一市民である百姓の生活で起きる話。偉い地位の存在もこの百姓が暮らす村の村長程度のもので、あとは本当、ごく平凡な市井の人の間で起こる話が取り上げられており、それが凄く良いと思った。大作なのに、あくまで話の設定は地味というか、市井の、身近なものである、というギャップがね。
メインは個性豊かな七人の侍であり、中でも三船敏郎と志村喬の存在感は抜群だが、でもスーパースター的なヒーローではなく、あくまで市井の活躍人に見え、終わりもまた侍はスポット浴びる訳でもなく、百姓は過度に侍へ感謝することなく、市井の生活に戻っていく。侍たちがあれほどのリーダーシップを持って、百姓を苦境から救ってくれたというのに。その辺り、とっても日本的な感じがした。
内容もそうだし、これだけ傑作として祭り上げられている作品。映画として、日本文化史として、歴史的な資料として、この先もずっと存在し語られ続けるであろう、とてもとても貴重な作品。そう思いました。 -
長いが退屈しない。
それぞれのキャラクターが持つ懐の深さや寛大さ、純粋さが魅力的。見習いたい。