黒澤明用心棒を見た。
三船敏郎と仲代達矢くらいしか解らないな名前。
侍道思い出すな。
もちろん、序列は逆だから、先に用心棒見ていないのは日本人としては恥ずかしい限り。
話は…
宿場に二人の博打打ち親分がいて縄張り争いをしているところに、腕に覚えある浪人が用心棒に雇うよう互いの賭場にかけあうが、飯屋のおやじの「争いは沢山だ帰ってくんな」の話に同士討ちを画策する。
女郎屋親分と賭場親分のいさかい。
役立たずの十手持ち。
袖の下ありきの見廻り。
戦が始まると逃げる他の用心棒。
肝心の戦はにらみ合いばかりで斬りあいせず均衡は崩れない。
もっと重苦しいものかと思ったが、おもしろいw
賭場ヤクザ一味が面白い。
兄貴ギレン丑寅。
バカで強いドズル猪之助。
インテリなガルマ卯之助。
あとはキシリア様がいればと思うが、女郎屋の女将がそんな感じ。
卯之助仲代を「ウサギの皮を被った狼」だと揶揄していたが、ウサギの忠吾はウサギの皮被ったチキンといったところか。
辛子さんェ…
飛び道具にどうやって対抗するのかが楽しみだったけれど、思ったより正攻法だった。
飯屋のおやじの台詞が印象的。
「博打打ちなんて居ねえに越したことはねえが、まあ一つ宿場に親分一人ってのなら我慢できる。
一人宿場に親分二人になるといけねえや。
儲けるのは棺桶屋だけだ。」
ひとつの会社に二人以上の取締役はいけねえや。
うん。
いつの時代も変わらないものだな。
テンポ良いせいか昔の映画なのに飽きることなく見れた。
面白かった。