松下幸之助から未来のリーダーたちへ [Kindle]

著者 :
制作 : 佐藤悌二郎 
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (138ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 良かった。初めて松下幸之助の本を読んだけど、他人がまとめた語録なのに示唆に溢れていた。
    半分くらいは過去の経験から実感できるけど、のこりは自分の経験や思索の量が足りず、へえ、というくらい。また経験を積んでから読み返すと違う示唆がありそう。

  • 以前から松下幸之助氏の発言や行動に興味があり、電子版がセールということで購入。

    正直、あまり印象に残っていない。
    電子版だと氏の言葉のページについてはPDF形式とのことだが、そのせいなのかやたら重くなったりKindleが停止して再起動したりと、そちらのストレスが気になってしまった。

    本編とは無関係な感想ですみません。

  • 松下幸之助が人格者として扱われる所以が解る一冊である。彼は常に逆転の発想を持っている人物であったのだろう。不景気な時も、「修復訂正する期間」と前向きな姿勢でいた。不運なことが起きても、それも運命と捉え、全てを受け入れていた。ライバル企業を蹴落とすのではなく、切磋琢磨し、お互いに成長することが社会の富に繋がると考えた。また、彼は名誉も地位も得ても、常に謙虚な姿勢でいた。「自分が一番よく知らない」と思っていたからこそ、部下に仕事を任せることができたわけであり、そのために部下のやる気を引き出させた。そして、周囲の協力を得ることもできた。
    このように、多くの人とは逆の発想をしていると感じた。多くの人は困難な状況を避けて通りたい。自社の利益のみを追求したい。そして、自分が一番であると思いたい。しかし、そのようなことがいかに自己中心的で視野が狭窄しているかを思い知らされる。前向きな姿勢でいること、謙虚な姿勢でいること、そして人と人との繋がりを大事にすること。当然のことではあるが、どれだけ多くの人が実践できているであろうか。本著には、その姿勢を徹底的に貫いた松下幸之助のエピソードが散らばっている。自身が思い悩んだ時に再度ページを開くと、もしかしたら悩んでいることの小ささや、そんなことで悩んでいる自分の贅沢さが解るかも知れない。

  • 説教ぽい

  • 実は、松下幸之助さんのことをよく知りませんでした。戦後の経営者だとばっかり思っていたのですが、戦前からの経営者だったんですね。一生涯、社会のために活動し続ける一貫した姿勢は、尊敬の一言に尽きます。

    持続性ある企業になり得たのは、「従業員」や「社会」を常に考え、「従業員」や「社会」にとって正しいと信じることを選択&行動し続けたからだと想います。当たり前のことを当たり前にやることの大切さ、そして、難しさを痛感した一冊でした。

    そして、従業員に対して何かを伝える際、先日、読了した『学ぶ気・やる気を育てる技術』でもメッセージングされていましたが、「部下に何かを学ばせたい時、上司は部下の今までの経験と結びつけたストーリーで語ること」が大切ということを復習できた一冊でもありました。

  • 思想的でありながらも実務と経験に伴った、そして関西弁でありながらも物腰柔らかな松下幸之助の言葉とエピソードの数々。経営指南書を読む都度、「あぁ、自社の経営もこうあってくれたらどんなに素晴らしい会社になれるものか」とよく思うのだけど、この一冊も例に違わず、むしろ全てがそうだった。尽く逆を行ってるなぁ、と・・・。そして物悲しさを覚える、ので実はあまり経営に関する本は好きじゃないw

    ひとつひとつのエピソードは1~2分で簡単に読めるもので、文量も多くないので、上を目指す人はささっと読んでハイライトをしておくといいと思う。

  • なんだか仏教説話を読んでいるような。
    松下幸之助はもはや宗教である

    ドラッカーの経営論は演繹的だけど、松下幸之助のそれは帰納的である。
    実体験から得られたものであるから、それに至までのエピソードが必ずある。
    そんなエピソードを、松下氏の著作や敬遠論と結びつけて紹介する1冊。

    Kindle版は、Kindle Paperwhiteでは正しく表示されないみたいです。iPadアプリか本を紙の本を買うのがオススメ。

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著者プロフィール

パナソニック創業者

「2019年 『現場で闘うリーダーに知っておいてほしいこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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