相場師一代 (小学館文庫) [Kindle]

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  • 著者、是川銀蔵さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。

    是川 銀蔵(これかわ ぎんぞう、 1897年(明治30年)7月28日 - 1992年(平成4年)9月12日)は、日本の事業家、投資家、相場師、慈善家。最後の相場師と呼ばれた。

    こちらの作品は、著者が93歳位の時に書かれた作品になります。
    その翌年に著者は永眠されていますので、集大成的な自伝になると思われます。

    この本の内容は、次のとおり。(コピペです)

    勝機を読み波乱の95年を生きた「最後の勝負師」唯一の自伝。

    「本当に儲けようと思うなら、自分で経済の動きに注意すること。」(本文より)個人としては破格の数百億円の株取引に成功し、「最後の相場師」と称せられた“是銀”が93歳で記した唯一の自伝。若干16歳で単身満州に渡って商売を始め、朝鮮半島で成功失敗を繰り返す。そして株。波瀾の生涯と地道な独学の日々から導き出される故人の珠玉の言葉の数々は、バブルが崩壊したいまも、勝負を決する名言である。

    こちらの本は、83ページまで読んで、終了。

  • この本で始めて是川銀蔵氏のことを知った。現代で言う、ウォーレン・バフェット、ホリエモン、そこに海賊と呼ばれた男の要素の原型のような方。読んでいてグイグイ引き込まれる自叙伝。

    10代の頃から商売を通じて切った張ったの修羅場をくぐり抜けながら、起業家としての成功、経済研究に埋没する30代前半、その後株式投資家へ転身し、そこから更に国策企業の経営で日本の戦争を産業から支え、敗戦後は米の二毛作を開発してGHQに対抗し、再び株に舞い戻ってくる。大荒波の人生は本当に映画のよう。

    ■読書メモ
    カメ三原則
    ①銘柄は水面下にある優良なものを選んでじっと待つ
    ②経済、相場の動きからは常に目を離さず自分で勉強する
    ③過大な思惑はせず、手持ち資金の中で行動する
    投資の五箇条
    ①人がすすめるものでなく自分で勉強して選ぶ
    ②2年後の経済の変化を自分で予測し、大局観を持つ
    ③株価には妥当な水準がある。値上がり株の深追いは禁物
    ④株価は最終的に業績で決まる。腕力相場は敬遠する
    ⑤不測の事態などリスクはつきものと心得る
    ・株価が大天井を打つときは、不思議に高値乱高下の現象をおこし、その後、総買い相場で大天井を構成する。その後必ず暴落する。
    ・買って売って休む、これが商売で成功する三筋道
    ・もうは、まだなり。まだは、もうなり。

  • こちらの本は、是川銀蔵氏の自伝です。
    相場師として有名な方ですが、相場師になる以前から、波乱万丈の、すごい人生を歩まれていたんですね。
    連れ添った奥様は大変なご苦労をされたのではないかと本編の端々からも感じられましたが、昭和の男らしい銀蔵氏の生き様は、一読の価値があると思います。

  • 波乱万丈の生き方。男の中の男といえる人生だとう思う。それを支えていた妻の存在の生き方(多くは語られていないが)にも感心した。相場に向かう心構えが半端ないですね。血のにじむ程の学習、勉学を励んだ上だからこその相場観、そして自信なんですよね。いや~圧倒されました。

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