南極物語 Blu-ray

監督 : 蔵原惟繕 
出演 : 高倉健  渡瀬恒彦  岡田英次  夏目雅子  荻野目慶子 
  • ポニーキャニオン
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988632503563

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  • 『南極物語』(英: ANTARCTICA)は、1983年(昭和58年)公開の日本映画(実写)。 南極観測隊の苦難とそり犬たちの悲劇を描いている。
    南極大陸に残された兄弟犬タロとジロと越冬隊員が1年後に再会する実話を元に創作を交え、北極ロケを中心に少人数での南極ロケも実施し、撮影期間3年余をかけ描いた大作映画である。
    1971年の『暁の挑戦』以来、フジテレビが久しぶりに企画製作、学習研究社が半分の製作費を出資して共同製作し、日本ヘラルド映画と東宝が配給。フジサンケイグループの大々的な宣伝に加え、少年、青年、成人、家庭向けの計4部門の文部省特選作品となり、映画館のない地域でもPTAや教育委員会がホール上映を行い、当時の日本映画の興行成績新記録となる空前の大ヒット作品となった。1980年代に何度もテレビ放送され、21世紀に入りデジタル・リマスターでの放映の他にも、ケーブルテレビで多く放送されている。
    本作の成功の勢いはその後の『ビルマの竪琴』や『子猫物語』などが続き、1980年代以降に続くフジテレビ製作映画の起点ともなった作品である。
    キャッチコピーは、『どうして見捨てたのですか なぜ犬たちを連れて帰ってくれなかったのですか』。

    物語概要:
    1956年(昭和31年)文部省の南極観測隊第1次越冬隊が、海上保安庁の運航する南極観測船「宗谷」に乗り南極大陸へ赴いた。1年以上にわたる南極生活の中で、隊員たちは様々なトラブルや経験に出くわす。
    1958年(昭和33年)2月を迎え、第2次越冬隊と引継ぎ交代するため再び「宗谷」で南極大陸へ赴いたが、「宗谷」側は長期にわたる悪天候のために南極への上陸・越冬断念を決定する。その撤退の過程で、第1次越冬隊の樺太犬15頭を、無人の昭和基地に置き去りにせざるを得なくなった。極寒の地に餌もなく残された15頭の犬の運命、犬係だった2人の越冬隊員の苦悩、そして1年後に再開された第3次南極観測隊に再び志願してやってきた隊員の両者が、南極で兄弟犬タロとジロに再会する。

    潮田暁(高倉健)のモデルとなった菊池徹は、実際には3次隊には参加しておらず、越智健二郎(渡瀬恒彦)のモデルとなった北村泰一のみが犬たちとの再会を果たしているが、劇中では、潮田暁(高倉健)と越智健二郎(渡瀬恒彦)が第3次観測隊に参加してタロ・ジロと再会している。
    本編に登場する樺太犬は、制作当時には既に希少犬種となっていたため、出演した犬の犬種はすべて、現在の南極観測に多く用いられているエスキモー犬である。
    劇中の潮田隊員は、最後のヘリで昭和基地に行き、そこで残された犬たちを毒殺してくることを要望して却下されるが、史実の菊池徹隊員は、「最後のヘリで基地に自分を連れて行って、そこで犬と一緒に自分も置き去りにしてくれ」と要望して当然却下された。
    第3次観測隊にも参加しタロ・ジロと再会した北村泰一が「南極観測隊OB会報」に寄稿した内容によれば、実際の再会の様子は、風評とは異なる。第1次観測時には幼かったタロとジロは成長していたため見極めが困難となっており、さらに、野生化していて襲われるのではないかという恐怖心もあったため、最低でも10分以上は互いに警戒し距離を置いていた。そこで、黒い犬の名を順番に呼びかけ、「タロ」、「ジロ」と呼んだ時に反応があったことから特定、その後は実際に抱擁した。なお、下記のコミカライズ版『タロとジロは生きていた』の再会シーンでは映画とは異なり、比較的史実に近い描写がなされている。
    氷の割れ目からタロとジロに襲いかかるシーンに出演しているシャチは、和歌山県の白浜町にあるテーマパーク、アドベンチャーワールドで飼育されていたシャチの「弁慶」である。
    高倉健は、著書でこの映画を、度々回想している。
    登場シーンはごくわずかだが、岸田森の遺作となった。
    俳優である大林丈史が助監督もやっているのは、南極ロケにおいて(南米圏に近いため)必須のポルトガル語が堪能だったことによるものである。
    2014年11月10日、主演の高倉健が83歳で死去した。これを受けて、同月21日にフジテレビ系列にて特別番組が編成され、本作のデジタルリマスター版と高倉健追悼特別番組として放送された。
    越智隊員を演じた渡瀬恒彦は、劇中でタロ・ジロを演じる犬たちと信頼関係を築いてから撮影に臨むことを提案。撮影に入る数か月前から自宅で飼育して南極に赴いた。撮影終了後も2匹を引き取って飼うことにした。(ウィキペディア)

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