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- / ISBN・EAN: 4988142959027
感想・レビュー・書評
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英国のシニア事情も日本と大差はないようです。シニア向けマンションを見たり、同居問題があったり。でも、ここに登場する面々はなんとインド暮しを選びました。老いのペーソスはありますが、インドでも現地人に媚びず、居場所を確保していきます。明るく逞しい年寄りに共感を寄せる人が多いようですが、どこに行っても超然として君臨するのが英国人気質です。さすが全世界を植民地支配しただけあります。
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夫の死をきっかけに、夫婦で老後を過ごすために、まだまだ「イケる」自分を証明するために、はたまた安く早く手術を受けるために…さまざまな理由でイギリスの熟年たちがインドの自称リゾート長期滞在ホテル「マリーゴールドホテル」に集う。
しかしそのホテルの実情はとんでもないボロ宿で…。
インドというのは、おそらく東洋の人間である私たちにとっても、西洋の人間である欧米人たちにとっても、等しくエキゾチックさと不可思議さを感じられる数少ない国の一つだと思う。
その意味では、イギリス人たちが主人公でありながら、日本人である私たちも同じような感覚で映画を観ることができる。とはいえ、インドはもともとイギリスの植民地だったのでイギリス人たちの方がインドに対する心のハードルは低いかもしれないけれど。
インドって、つくづく「合う人にはとことん合うし、合わない人には絶対合わない」国なのね…と思ったが、よくよく考えてみれば、おそらくインドだろうとどこだろうと、新しい環境にすぐに馴染める人もいれば、そうでない人もいる。そんな事実を、インドという特殊に見える国だからこそサラっと描けるのだろう。
キャストは英国の大御所俳優女優をそろえていて、あてがきキャストかと思いきやジュディ・デンチが可憐な一面をのぞかせたり、ビル・ナイが真面目だったりと意外なキャラ造形になっていたのも面白かった。 -
英国でそれぞれ事情を抱えたシニアが、売り文句に騙されて、あるいは事情を持ってインドの「マリーゴールドホテル」に集い、出会う困難を克服したりすり抜けたりして人生を送っていく。
環境の変化が、本当に見つけたかった人生に出会うきっかけになる場合もある。それがポジティブであってもネガティブであっても。
また、文化・習慣の違いは劇的なマインドチェンジを引き起こすようだが、インドはうってつけだ。そんな思いにとりつかれてしまうような魅力を子の映画は伝えている。
そしてシニアの演技がよい。余裕があって真にインドの人生を送っているような気持にさせてくれる。 -
マクゴナガル先生の大ファンです!彼女の…いや僕が彼女なんて言うのは失礼だ。今年で81歳となるマギー・スミスの圧倒的な存在感はいまだ衰え知らずに感じる。出演者そうそうたる顔ぶれがそろっているが、やはり最後の落としどころは彼女なのではないのだろうかが当初に浮かんだ。
「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」
https://www.youtube.com/watch?v=nQuYj34YITg
インドを舞台にしたイギリス映画。ラブアクチュアリーなようなオムニバス的な作品なのだが、この作品は終始出演者全てが絡み合っているので、よく見るオムニバス作品とは違い慌ただしくない。ジュディ・デンチ主演で名優が揃ったこの作品の中で一人追いついていくのに必死なのが、デーヴ・パテール。観たことあるなぁ~と思った方は「スラムドッグ$ミリオネア」の記憶だと思います。
どこか癒される作品なのですが、このキャストでインド映画であったならもっとインドの良さが出ていたのではないでしょうか?ただ、資金がね…最近お気に入りのインド映画と比べると大国イギリスの作品が少し物足りなく感じる。
観終わった時には続編を期待したのですが、やはりドラマは続く!今年はこの作品にやはり超の付く俳優を加えてのパート2! -
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老人男女7人がインドのマリーゴールドホテルへやってくるが、そこは豪華リゾートホテルではなくボロボロのホテルだった!
わりと真面目なそれぞれの人生の物語。
インドの街や、人々、エネルギーに溢れた国と老人たち。