世界にひとつのプレイブック DVDコレクターズ・エディション(2枚組)

監督 : デビッド・O・ラッセル 
出演 : ブラッドリー・クーパー  ジェニファー・ローレンス  ロバート・デ・ニーロ  ジャッキー・ウィーヴァー  クリス・タッカー 
  • 東宝
3.52
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  • (12)
本棚登録 : 893
感想 : 163
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104077301

感想・レビュー・書評

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  • 元々、ブラッドリー・クーパーも、ジェニファー・ローレンスも、どちらの演技もとても大好きで、この映画も見事なまでの完璧な演技力に拍手喝采。

    映画のストーリー云々よりも、この精神的に病んでいる気性の荒い二人の役を、どちらも見事に(しかも難なく)演じ切ってる二人に感動して★5つ。

    共演のロバート・デ・ニーロも薄れるぐらいの存在感のジェニファー・ローレンスは、当時22歳なんてやっぱり只者じゃない。彼女が演じる喜怒哀楽が、とにかく純粋で魅力的でついつい魅入ってしまう。

    主人公のパットとティファニーは心に大きな傷を負い、イカれてる域まで精神的に不安定になるわけだけれども、程度の大きさは違えど、誰しもが不器用で何かがうまくいかない人生であり、情緒不安定でもある。

    その精神的な不安定さを、押さえつけたり誤魔化すのではなくて、言葉に出したり、感情を身体で表現することは、とても大事なのだと思う。
    その爆発寸前の感情を「ダンス」という形でふたりは、発散する。実は、理にかなっていて結構深いです。

  • * 「いいから一緒にゲーム観よう」と言い続けるロバートデニーロがかわいい。
    * 結局分かり合えるのは似た者同士なのか。躁鬱病同士のパットとティファニーがぶつかりながら成長していく。ハッピーエンドでとても後味のいい映画。最後仲間に見守られながらの盛り上がり方とかはノッティングヒルみたいで爽快。
    * ロニーもダニーも周りの友達がみんないいやつ。
    * ティファニーのお姉ちゃんどっかで見たことあるなと思ってたらボーンシリーズ’のやつだ。

  • お互いにパートナーを失い、心を病んだ二人の男女が、少しずつ回復していく、そこまでのお話。
    ジェニファー・ローレンスはこの作品で、アカデミー主演女優賞を取った、というけど、とにかく彼女の魅力がすごいです。闇があって、キュートで、アグレッシブで、切ない。

    序盤はとにかくブラッドリー・クーパー演じるパットのやることなすことうまくいかず、トラブルが続いて、なんというかいまいち光がなくて、見てて陰鬱な感じになってしまう。でも、ジェニファー・ローレンス演じるティファニーに誘われてダンスを始めてから、だんだんうまくまわるようになる。二人ともそれぞれ痛みを抱えながら、「前向きに」「より高く」進んでいく。

    この話、うまくいってないのはパットとティファニーだけ、に思えながらも、実はみんななんかうまくいってない。その中で、とにかく前に進む二人。二人が最後に見せるダンスも、決して感動的な上手さじゃないんだけど、そこもリアルです。見終わると、前向きになれる映画ですね。

  • ジェニファー・ローレンス目当てで。

    期待を微塵も裏切らない、むしろ想像以上の
    凄まじいキュートっぷりを見せつけてくれました。
    映画自体も非常によかった。
    映画で久しぶりに悶えた。こんなかわいいヒロイン久しぶりだ!

  • 久しぶりのアメリカ映画。
    この感じ好きです。こういうラブストーリーは邦画ではできない。

    「過去が今の自分を作った。過去を含めて自分が好き。」からラストの「過去にとらわれて気付くの遅れてごめん」
    良かったなー。

    音楽の選曲も良い。ツェッペリンの「貴方を愛しつづけて」が映画の挿入曲になるとは。

    ジェニファーローレンスかわいい。
    他の映画もチェックしてみたい。

    • 9nanokaさん
      もう正月の過ごし方計画に入っているんでしょうか(^^)
      なんだかおしゃれです。洋画はあまり観ませんが、ちょっと観てみたいです。
      もう正月の過ごし方計画に入っているんでしょうか(^^)
      なんだかおしゃれです。洋画はあまり観ませんが、ちょっと観てみたいです。
      2014/12/29
  • 妻の浮気相手に暴行を働き、精神病院入りを余儀なくされたパット(ブラッドリー・クーパー)。ようやく退院したものの、妻ばかりか仕事も家も失ってしまい、実家に戻って社会復帰を図ることに。
    そんなある日、友人に誘われたディナーで若い未亡人ティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会う。
    彼女も心に問題を抱えており、そのエキセントリックな言動に振り回されるパットだったが…。  
    それぞれに最愛の人を失って心のバランスを崩したエキセントリックな男女が出会い、互いの目的のために協力し合う中で次第に希望を見出していくさまを、シリアスな状況の中にもユーモアを織り交ぜ感動的に描き出したヒューマン・ラブ・コメディ。主演はブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンス。

    別れた奥さんが教えているヘミングウェイの教材に腹を立ててキレたり、セラピーに訪れた病院で流れていた音楽が奥さんが浮気していた時に流れていたのと同じだと気づいてキレたり、感情のコントロール出来ない躁鬱病に苦しむパッドをブラッドリー・クーパーが、旦那さんを亡くしたショックで会社中の同僚と関係したり不安定なティファニーをジェニファー・ローレンスが、2人共精神的な問題を抱えながらもナイーブで傷つきやすい内面を隠すためにわざととんがった態度をする愛すべき人物を、リアルにナチュラルに演じているし、ロバート・デ・ニーロ演じる気分障害を患っているパッドの父親も不器用ながら息子を愛している愛すべき人物でいい味を出しているし、パッドが医者に勧められて奥さんの義理の妹ティファニーと友人関係を始めてギクシャクしながらも一緒にダンスコンテストに挑む中で、かけがえのない友人になっていく過程が、ナチュラルでリアルに描いていて、精神的な問題を解決するのに必要なのは心を開いて本音で向き合える親友だと思えるハートウォーミングなコメディです。
    アメフトがアメリカ人の精神に重要な位置を占めていることが、よく分かります。
    特に、ジェニファー・ローレンスのエネルギッシュでピュアでツンデレな存在感が、群を抜いています。

  • 2013年のオスカーに作品賞と全演技部門ふくめて7つもノミネイトされてた。
     http://www.imdb.com/title/tt1045658/awards?ref_=tt_awd
    で、ジェニファー・ローレンスが主演女優とった作品。

    映画.com などには 笑いや涙を交えて描いたヒューマンコメディ なんて書かれてる。
    ん、そのとおりなんだけど、ビミョウに怖いよ。

    クーパー演じる主役の男は 家庭内暴力沙汰で逮捕されて司法取引で精神病院に10ヶ月収監。
    ごくごく普通の視野狭そうな優しいお母さんが奔走して、保護観察付きで実家に帰ってくるわけ。
    クーパーの父がデ・ニーロ。
    デ・ニーロっていう時点で、暴力の匂いがぷんぷんするわけだけど、全くそのとおり暴力沙汰でスタジアム出禁くらってる典型的なマッチョスポーツ・ファン。
    相手役のローレンスは夫がぽっくり死んでメンタルやられてるセックス・アディクト。

    みんな、メンタル イっちゃってる。
    これがフィラデルフィア郊外のごく普通の中産家庭として描かれてる。
    怖いんですけど。。

    オリジナルタイトルは silver linings playbook
    silver lining とは 雲の合間から射す陽光 だそうで、希望の象徴、これが複数形。
    playbook は試合の作戦帳。
    デ・ニーロはノミ屋やってる、賭けをするわけなんですよ。

    こんな危うい設定でヒューマンコメディ成り立たせるわけですから、たしかに演技賞モノ。
    ジェニファーの素晴らしいスタイルが満喫できるのも楽しいです♪

    最後はハッピーエンドです。
    めっちゃラッキーですね。。。ああ、怖い(笑)

  • ジェニファー・ローレンスがとても魅力的。

  • なんか、どうしてこうなる?って展開が続くな(笑) ま〜、そこは躁うつになってみたいと分からんのかな(^_^;)

    評価高い映画だけど、俺には無理な展開にしか感じなかった(^_^;)

  • どっちもイカれてる2人なんだけど、
    どっちも素敵。
    はじめのうちは、薬を飲もうとしなかったり、全然歯止めが効かなくて、それなのに自信たっぷりな所が「もう救いようが無いな…」と冷たい視線を送っていました。だけど、不器用な所、単純な所、とにかく頑張る所、だんだん応援したいな…と思えてきました。(悪魔で遠くから…)
    ティファニーがデニーロ(役名がわからない)に「運を下げてる」と言われて言い返すところなんか、すごい…。
    原題の、silver linings というのは、厚い雲の後ろから太陽に照らされて雲を縁取るようにできる光の輪のことで、どんな悪いものにもいい面があるという意味なんだそうです。納得です。しかしながら、それを踏まえると、毎度毎度、邦題がやらかしたなぁ。
    問題だらけの2人ですが、
    最後のやりとりは感動しました!

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