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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (225ページ)
感想・レビュー・書評
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世界史というものは、たんに各地域の歴史的事実を時系列に連なったモノという見方しかしていなかった。
そもそも「世界」の範囲が自国もしくは自地域だけで成り立つのであればそれでもかまわないが、他国・他地域を範囲とすると、共通の時間的流れという規則が底辺として存在しないと世界史なるモノの記述は不可能であるということに気付かされた。
「聖書」というある意味ローカルの歴史を連ねた書物に始まるキリスト教的時間の流れが、大航海時代・科学革命を経てこれまでの「世界」がより広範囲に広がりをみせたとき、普遍史と呼ばれたキリスト教的時間の流れがいかに世界万物の時間の流れに科学的に置き換わられていったかを時系列に解説してくれるそんな本である。
いやいや興味深いものでありました。