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- / ISBN・EAN: 4907953040274
感想・レビュー・書評
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監視者と一緒にホラーを観よう
山奥の別荘にバカンスに来た若者5人がお約束通りに殺されていくのだけど、それを監視している謎の集団が居て云々。
最近ブロックバスター映画という名前のついた、「ジャンルのお約束を逆手にとったフラグはずし」系の映画なので、海外ホラー好きほど楽しい。
意外と冷静で正しい行動を取ろうとする若者達と、あの手この手でお約束通りの行動をさせようとする監視者達の攻防が楽しい。あ、これ怖くない。
監視者の目的はかなり序盤で明らかにになるが、「何故そんなことをするのか?」という一点で最後まで誘引される。上手い。飽きない。
怪物たちについて詳しい説明は無かったが、「館長」がタイマンして捕獲してきたと見て間違いないと思う。レジェンドすぎる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デイナ(クリステン・コノリー)たち男女5人の大学生がバカンスにやって来たのは、山奥に建つ古ぼけた小さな別荘。
その夜、5人は地下室の入り口を見つけると、さっそく中へと入り古いノートを発見する。
それは、身の毛もよだつ殺人鬼が綴った日記だった。
いい感じに盛り上がった5人は、調子に乗ってそこに書かれていた復活の呪文とやらを読み上げてしまうのだったが…。
若者たちが人里離れた山小屋で戦慄の恐怖に見舞われるという従来のホラー映画のお約束を踏まえた、巧妙かつ予測不能のストーリー展開が映画ファンから絶賛された異色のホラー・サスペンス。
「クローバーフィールド/HAKAISHA」やTV「LOST」の脚本で知られる新鋭ドリュー・ゴダードの記念すべき監督デビュー作。
車でバカンスに繰り出した若者が怪物や殺人鬼に襲われるという定番ストーリー(「悪魔のいけにえ」、「キャビン・フィーバー」など)に、謎の組織が襲われる若者を監視し「ホラー映画の定番シナリオ」通りに犠牲者をコントロールしているという新たな要素を取り入れることで、リアリティショーやホラー映画などの現代社会の批評や風刺にもなっていて、ホラー映画の根本的な疑問「何故殺される犠牲者のパターンがあるのか?」などに応えるオチになっていて、ユニークなホラー映画になっています。 -
★人類の為に死んでくれ~!って言われても困ちゃうなぁ★
怪物倉庫へようこそ。
ラストで目覚めちゃった怪物が突き上げた
デカい右手はパーだった。
ジャンケン求めていたのかなぁ?
最初はグーからでやってほしかったな。
いまいち -
ここ数年スプラッタホラーを見過ぎたせいで、どんな映画も「お決まりのパターンをどう崩してくるか」という点でしか楽しめなくなってきている。
本作については、冒頭、下半身パンツだけの女が出てきた時点で「これは信頼できる作品だ」と予感した。こういった、頭にド定番の演出をあえて持ってくるからには、今後、相当なパターンからの逸脱が期待できる。
しかし、まだ過剰な期待は禁物である。単純にパターン通りの演出しかできないだけの作品も大量に観てきた。本作でも若者グループがたどり着いた山小屋や、バケモノが出現する原因なんて、完全に『死霊のはらわた』じゃないか。
あれ?このまま『死霊のはらわた』オマージュで終わるのか??と思わせておいてからの展開は、正直びっくりした。鑑賞している間、物語をメタ方向へスライドさせるというアイデアに感心してしまった。
ただ、見終わってから思ったのは、「結局この作品も『死霊のはらわた』との部分的な差異を楽しむ作品であって、根本からスプラッタホラーの新しいパターンが確立できたわけじゃないよなあ。」という寂しい気持ちだった。 -
Amazonプライム・ビデオにて、何だかんだ3回目の視聴。
もしかしてこの映画結構好きなのかもしれない。
鉄板ネタへのアンチテーゼ、とはいえ“お約束”は踏んでその上でひっくり返してくるから楽しい。エレベーターホールのシーンはどうしてもテンションが上がってしまう。
そして何度観てもヘルロード(ヘルレイザー)さんの顔が良すぎるし切なげな眼差しが気になりすぎて推し。
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ホラー映画の「お約束」が満載な作品です。ギャグホラー映画かもしれません。いろいろなホラー映画を鑑賞している人なら「ああ、ここはあのオマージュか」という要素がそこかしこにちりばめられています。おもしろい映画でした。
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SFスリラーかと思って見始めたら、あれ何か違うかも?ってなった。
かといって純粋なホラーでもなく、社会派ミステリーでもない。なんだこれは。
無理矢理例えて言うなら「ジュマンジ」を見た時の衝撃に近かった。
(いや本当に無理矢理だけど。)
ジャンルはともかく、事の成り行きがわからずにグイグイと引き込まれてしまうのは確か。ホラー映画の定石を逆手にとってのストーリー展開や、人の命を弄ぶかのような運営陣の狂騒ぶりなど、わけもわからぬうちに目が離せなくなっていた。
シリアスな展開からの、クライマックスの怪物大暴れは快哉を叫びたくなるほどのすごい迫力。高尚さも芸術性も微塵も感じられなかったが、大衆エンタメ映画としては大成功なのじゃないだろうか。 -
「キャビン」昨日Twitterでカルト映画として紹介されていたので、ダンナと観る。面白いんだか面白くないんだか、怖いんだか怖くないんだかで話は進む。ラスト付近。大ドンデンとは思わなかった。ホラーオールスターみたいな。半漁人の下りで笑う。怖くなかったよ。「キューブ」の方が全然上だな。