遙かなる地球の歌 [Kindle]

  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • クラークのSFだけあって抒情性があって、読後感が気持ちの良い一冊。
    設定自体は壮大だが、SFのガジェット自体は現代の延長線上であり、ストーリーも静かな進行をする。
    「幼年期の終わり」的な作品を想像すると、SFネタが少ないというか大人しい印象があるが、その分地に足がついていてしっかりとした人間や情景描写があり、文学的な風格がある作品になっていると思う。

  • クラークの作品はしじみじとしていていい。基本的には人類がつくった異星文明のコロニーに滅んだ地球からの最後の船がやってきて、去って行く話。ワープという都合のいいものを廃しているので、とても長い旅で、人工冬眠をつかっている。

    船(マゼラン号)と海の惑星の人間どうしが交流し、愛し合ったり、知識を交換したりする。終わり附近にある神に関する解釈、アルファとオメガは示唆的。

    また海底に住む知的生命ウミサソリの描写も面白い。

  • 遙かなる地球の歌 Kindle版 以前読んだはず、なぜが起動エレベーターで登場人物の一人が亡くなる場面だけ覚えていた・・。

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