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感想・レビュー・書評
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特捜部Qに新しくローセが加わる。マークとは噛み合わないところもあるようだが、私は結構好きなキャラ♡(๑♡ᴗ♡๑)
20年前に起きた殺人事件は既に犯人も逮捕され、結審しているが、寄宿学校出身のあるグループを疑うカール。
グループのメンバーは今や誰でも知っている有名でお金持ちなひとたち。
その分性格が…こんな人が同級生にいたら学校生活終わるな…とムカムカしながら読み進めた。
唯一の女性キミーが鍵を握っているとみたカールは…
いやー、ラストまでムカムカの連続だったよ( ˘•ω•˘ )
最後はこうきたかー! -
怖いけれど面白くて引き込まれてしまうシリーズ。ビャアン副課長が前作からちょっと気になってたので、内面が少し見えて興味深かった。バクもカールと退職前に和解できて嬉しい。
キミーはかなり残酷で怖い面もある一方で深い愛情も持ち合わせていて、その両面性の書き方も上手いなと思った。 -
私は評論家ではないので、つける星の意味は作品評価とはちょっと違う。該当の作品から面白み、教訓、学びなど何か有益なものを引き出すことができたかという点に尽きるから、いわば自分の目というか感覚の採点表なのです。だから一般的には駄作だとか、子供向けだとかは関係なく、自分がそこからなにがしか引き出せたらOK。面白かったらもう満点なのです。
この作品はリリーズ物で、しかも1作目がとても面白かったので期待してました。が、しかし、489ページ中430ページくらいまでは全く面白くなく、何も引き出すこともできず、これはいよいよ自分の目も曇ってきたかと思うほどでギブアップ寸前でした。
純粋にエンタメとして面白くなくても、警察組織の問題や犯罪を生み出す社会背景の課題やらの投げかけなど鋭くあったら何か感じとれていたかもしれません。シリーズは結構続いているようなので何らかのものはあるのだと思うんだけどなぁ。長そうなシリーズだし次の作品で見極めをつけよう。 -
オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q:キジ殺し』を今朝から聞き始める。
犯した罪をなかったことにできるほどの金持ちのボンボン連中の火遊びは、咎め立てするものがない分、どんどんエスカレートしてしまう。病院経営のディトリウ、ファッションデザイナーのトース点、証券アナリスト兼ディーラーのウルレク、船舶会社経営の亡きクリスチャン、罪を自白して服役中のビャーネは寄宿学校時代からの悪ガキ仲間で、ホームレスのキミーもかつてはその一員だった。
特捜部Qに新たに加わったアシスタントのローセ。そして、誰がそこに置いたか不明の事件ファイルは、ディトリウらが容疑者とされながら、すでにビャーネの犯行ということで結審した兄妹殺人事件のものだった。犯人も動機も手口も明らかなので、当面の関心は、誰がそのファイルを特捜部Q に届けたのかと、ディトリウらに追われるキミーの復讐劇?が成就するか。
オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q:キジ殺し』の続き。
キミーは落ちぶれたのではなく、自らの意思でホームレス生活を始めたらしい。ディトリウ一味から200万クローネも巻き上げて。
オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q:キジ殺し』の続き。
事件ファイルをカールのデスクに置いた人間が判明した。かつてホルベク署の資料を持ち出して、殺された兄妹の母マータに渡した警察官アーネ・ヤコプスンの息子ヨハンは、同姓のコペンハーゲン警察本部殺人捜査課長マークス・ヤコプセンの部下だった。
ディトリウは妻テルマの浮気相手フランク・ヘルモンを殺し損ない、逆に妻から脅迫され、離婚と財産分与を迫られる。そして拳銃を持ったキミーも、ディトリウ不在時の彼の家に押し入り、「また会いにくるからよろしく」とテルマに言い残して立ち去った。
オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q:キジ殺し』の続き。
事件から手を引けと警察上層部から横槍が入る。指示を出したのは、殺人捜査課副課長のラース・ビャアンだという。カールの自宅からも警告と思しき血痕が見つかり、いよいよ天邪鬼のカールの闘争心に火が着いた。ホームレスとして身を隠すキミーを探す過程で雇われ探偵のオールベクと遭遇する。事件隠蔽のやりくちからしてあまりにも稚拙で、なぜいままで立件できなかったのか、理解に苦しむ。デンマーク警察、もちょっとしっかりしろよ。
オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q:キジ殺し』の続き。
キミーの自宅からナゾの証拠物件6点が見つかった。これが殺人事件の証拠なら、あと4人殺されたことになる。カールを捜査から締め出そうとした殺人捜査課副課長ラース・ビャアンは、ディトリウらと同じ寄宿学校の出身だと判明する。マジか。
オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q:キジ殺し』の続き。
血を見るのが好きなキミーは、少なくとも初期の暴力事件については、首謀者だったのではないか。淫乱なキミーに操られ、キミーの取り巻きにすぎなかった寄宿学校の少年たちがいつしかキミーをしのぐほどの暴力性を身につけたとか。どちらにしても、キミーは単なる被害者ではない、流産した子どもの復讐を目論んでいたとしても。
オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q:キジ殺し』の続き。
雇われ探偵のオールベクがキミーの友人のドラッグ中毒者ティーネを殺し、キミーは自分の肉体をおとりにしてオールベクに近づき、その復讐を遂げる。んだけど、自分の監視対象と気づかずにその女を自宅に誘い込むマヌケな探偵なんている???
オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q:キジ殺し』の続き。
自分に待っていた過酷な運命は、自分が犯してきた罪の報いだとキミーはいう。だが、義理の母親がそれを「自業自得だ」というのは許せない。キミーの復讐の刃は、次々と牙を剥く。
オーディブルはユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q:キジ殺し』の続き。
キミーも、カールも、ディトリウら3悪人も、クライマックスの舞台、トーステンの屋敷の狩り場へ引き寄せられていく。いよいよ次回で聞き終わりそう。
ディトリウら3悪人がキミーの足元にも及ばない小悪党だという設定はどうだったのかな。緊迫感が徐々に薄れ、尻切れトンボみたいになってしまったのが残念だった。 -
「檻の中の女」と似て、女性への、うーん……
胸くそ悪い -
今回特捜部は、何も解決してないし、誰も救ってない。最初から最後まで一人の女の復讐劇であり、特捜部はそれに並走して、狂言回しの役割を果たしただけ。
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社会風刺とも取れるシリーズ2作目。
今回は謎解きというよりも、権威を盾にした巨悪に立ち向かう話。
鬱屈した男たちが猟銃をぶっ放す様が、どう考えても銃=アレのメタファーだと感じた。こんなに特権階級って胸クソな人たちばかりなのだろうか…と疑問に思う。
ある女の復讐劇と我らが(?)Qチームの捜査が並行して進むのが特徴的な本作。最近映画で観た、”Promising Young Woman”にも通ずるものがある。
「母は強し」なんて言葉では片付けられない程、母性という怨念は凄まじい。