- Amazon.co.jp ・電子書籍 (401ページ)
感想・レビュー・書評
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事をなす人物は一体どんな性質なのかよくわかる。時勢、タイミングが全てと感じた。
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圧倒的読了感。
生き方、考え方において坂本龍馬に憧れる。
この人が生まれていなければ今の日本はどうなっていたのか。
色々な奇跡に触れることができる名著。
何度でも読み返したい。 -
竜馬が永井尚志と会談する場面、話の進め方がとても勉強になる。庭の話で緊張をとき、身分や立場のしがらみを、相手と自分が天界にいるとして、なくす。うまい。「議論に勝つということは相手から名誉を奪い、恨みを残し、実際面で逆効果になる」
「日本国および諸雄藩が万国公法を守らない限り、欧米列強はつねに日本を野蛮国視し、野蛮国と見つづけているかぎり対等の付き合いをしないであろう」昨今のコンプライアンス重視の企業経営にも通ずる。
竜馬の死後、残された同志やおりょうを始め女性たちの心情は、やはり辛いものがあった。だが、維新後に竜馬と関係のある人が受勲されたり、大正にても新聞のタネになったりし、語り継がれていることは救い。
日本が列強となれたのは、この時代の志士たちによるものが大きいと思う。特に、大政奉還は偉大。もし流血革命なら、他の列強に食い荒らされていただろう。この時代の志士たちに感謝して生きよう。
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竜馬最後の大仕事、大政奉還へむけて京都・土佐・長崎・福井を駆け回る。
大政奉還がなった直後に暗殺されちゃうなんて、竜馬はこのために天から使わされた人間だったのだな。
「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」
後に勝海舟が語ったが、同時代に稀有な人材が多く出たことは間違いない。
西郷隆盛・小松帯刀・桂小五郎・高杉晋作・中岡慎太郎・後藤象二郎・岩倉具視、そして竜馬が師と仰いだ勝海舟。誰一人欠いても事は成らなかった。
けれど、倒幕後の日本を見据えていたのは竜馬ただ一人だった。
あぁ、とうとう終わってしまった。
竜馬ロスに陥っている。 -
とうとう読み終わってしまった。昭和史は、半藤さん、保阪さんや松本清張さんに教わって、明治は、竜馬がゆくと坂の上の雲とでようやく少し分かって来たけど、まだその間を少し埋める必要があるね。