プロフェッショナルプレゼン。 相手の納得をつくるプレゼンテーションの戦い方。 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • プレゼンの小手先のテクニックではなく、基本的な準備・心構えを著者の実経験から示してくれる本。
    目新しいことはあまりないがプレゼンのプロの具体的なやり方は参考になり取り入れようと思えるものもチラホラある。
    本のボリュームも大きくないので、プレゼンやレビューを控えてるときにサラッと読み返したい一冊。

  • 人間は長さほど正確に角度を知覚できない
    グーテンベルグ・ダイアグラムによると視線は左上から右下に移動する

    3月に行われたプレゼンテーションに向けて、本書を二回読みました。数字を使って仮説を立てることの難しさを実感しました。特に難しかったのはデータの加工です。

    あるデータがあるとして、仮説を組み立てるために、そのデータを加工する必要がありました。手持ちのデータは、自分の都合のいいように用意されていませんでした。データを加工して作った観点として、1回目のOA発送日から2回目のOA発送日かさまでの期間、次のアクション発生日の予測、ファミリー出願同士のファーストOA発送日の対比、などがありました。

    何とか発表までにはこぎ着けましたが、データから導いた数字作りは甘かったと思います。現に、質疑応答で指摘された観点の見落としで、コスト削減額を見誤っていました。

    何かを説得するためのプレゼンでは、数字を論拠とした説明は欠かせないと思います。スライドの見せ方の勉強の次は、データの作り方の勉強が必要みたいです。

  • 本書は、プレゼンの本来もっている価値や可能性を呼び起こすための、実践的なテクニック本である。
    前半では、プレゼンをするための「準備」、そして実際に構成する「組み立て」段階における心構えや行動を指南し、後半では、もう少し「現場」に寄ったトピックスがエッセイ風に語られる。

    序盤で、「プレゼンそのものが商品である」「プレゼンはあくまでクライアントを幸せにするための商品である」と筆者は語る。
    プレゼンというサービスを通じて、クライアントの目的達成をサポートすることが目的であり、「なにかを売り込む場」でなければ、自分たちが考えたプラン・商品を受け入れてもらうことを目的とするものでもない。

    最近、同業種であるエンジニア以外の職種の方に、いろいろな説明をする場が出てきており、その度に「こう伝えた方が良かったんじゃないか」「もっといい伝え方は無かったのか」と自問することが多かった。
    その折にこの本と出会ったのだが、サクサクと読み進められながらも、筋の通った主張が続いており、読んでいて心地が良かった。
    「シンプルなフレーズに力強いメッセージが込められている」なんてフレーズを聞くことがあるが、本書がまさにそのフレーズの実践のようだった。

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