見仏記2 仏友篇 (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 最の高。みうらじゅんの直感力(造語力も)といとうせいこうの文章力に驚嘆。良きバディ。近江の十一面観音像を見て歩くのに白洲正子に触れないあたりも最高だわ。

  • 男2人の旅行記という趣もあり、1巻目に引き続き面白かった。今度、鎌倉や都内の仏像をじっくりと鑑賞してみようと思う。

  • 信仰心のないおじさん2人が、ひたすら仏像を見て歩くエッセイの第2弾。
    信仰心はなくとも、仏像愛があることはよくわかりました。

    光背フェチの塑像マニアの自分も「仏友」が欲しいなぁ…。
    この二人は良い旅をしていると思うよ。

    今回は湖北の観音の里や四国や鎌倉のお寺など、自分も行ったことがあるエリアが多々ありました。
    佐渡も面白そうだね。

  • みうらじゅんといとうせいこうのおじさん二人による仏像見学の旅、第二弾。相変わらずの高いクオリティ。今回は滋賀や四国、鎌倉、新潟。

    仏像の目が江波杏子に似てるなどの「仏像表現」も面白いのだが、二人の言動がまた堪らない。なんというか、もっと肩のチカラ抜いて生きていこーと思わせてくれる、ある種の師匠と呼びたい。

    「ねえ、あれ、板垣の銅像かなあ」とタクシーの窓に鼻をつけて言った。
    みうらさんは眠そうな声で答えた。「ああ、死すとも?」
    「あんた、そういう締め方はないでしょう。『笑っていいとも』じゃないんだから。板垣死すともって、偉いことを言った人だよ、相手は」そう叱ったものの、ついみうらさんに呼びかけてしまう。
    「それじゃ明日、死んでくれるかな?」すると、みうらさんはかったるそうに料手を上げて答えた。
    「死すともー!」

  • 四国などは全く行ったことのない場所でした。
    面白い!!

  • 見仏記の2冊目。
    前作よりもさらに面白くなっている。2人の掛け合い的なものがよりスムーズになっているせいなのか、読む私が慣れてきたのか?
    これを読んでいると仏像を見に行きたくなる。読みながら、実際に見仏記を体験しようと思うと楽しくなる。次を読むのが楽しみ。

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著者プロフィール

1961年生まれ。編集者を経て、作家、クリエイターとして、活字・映像・音楽・テレビ・舞台など、様々な分野で活躍。1988年、小説『ノーライフキング』(河出文庫)で作家デビュー。『ボタニカル・ライフ―植物生活―』(新潮文庫)で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』(河出文庫)で第35回野間文芸新人賞を受賞。近著に『「国境なき医師団」になろう!』(講談社現代新書)など。

「2020年 『ど忘れ書道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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