絶対読むべき名作 風立ちぬ [Kindle]

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  • ゴマブックス株式会社
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感想・レビュー・書評

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  • 映画の原作かと思いきやたぶん違うんでしょうね。。

  • ちょっと重い内容。
    夏目漱石の「こころ」と似た印象を受けた。
    自然の描写は美しいと思った。

  • 小説は淡々と進み過ぎて良さが感じられなかったなぁ
    ジブリ映画を見た後に読むとまた変わるのかも

  • ・11/18 読了.きっと結末は不幸に決まってるんだけど、どういう不幸で終わるのかが気になって一気に読んでしまうんだよね.ジブリの映画「風立ちぬ」の着想の元になった作品.

  • 宮崎駿の映画と同じタイトルであるが、この本が原本ではない。
    映画の基礎の大事な一部だと思われる。

    主人公はサナトリウムで結核を患った婚約者とともに過ごした。
    徐々に死を意識しつつ変わっていく感情やサナトリウムの周りの季節の変化が情緒豊かに描かれている。
    その雰囲気は、映画とシンクロした。

  • あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!パヤオの原作だと思って一気に読んだら勘違いだったぜ!
    これを元にパヤオ版風立ちぬができたらしいぜ!
    だから零戦とかまっったく出てこなかったぜ!
    内容は結核の女の子の話が最初から最後までフルスロットルですわ。。。
    ややこしい表紙するんじゃねえええ!!!

  • 仕事が早く終わったので、家の近くの映画館で急遽観てきました!
    今までのジブリ作品と雰囲気が違ったのは、主人公が大人だからかな。
    (ジブリの主人公は大体が十代の少年少女。)
    時代は大正から昭和にかけて。実在の航空技術者である堀越二郎をモデルに、その半生を描いた作品。
    飛行機の設計士になることを子供の頃から夢見て来た主人公・二郎が、その夢をかなえる為に奔走する。
    物語の中に、二郎の夢のシーンが度々出てくる。カプローニという、二郎の憧れる飛行機製作者と空を駆け巡る。宮崎監督ならではの、飛行機を扱った疾走感あるシーン。奇麗だった。
    物語はジブリには珍しくリアル。ファンタジー要素はその夢のシーンのみだった。「もののけ姫」の持つ力強さには欠けていたものの、好感が持てたのは、二郎の飛行機へのストイックな情熱。多分、子供の頃にこの映画を観ていたら退屈、と感じていたかもしれない。今は自分も働いているので、仕事に励む主人公の姿に共感を感じる。二郎をあえてイケメンにしなかったところもリアルで良かったのかも。それにしても、声は棒読みであまりにもおじさんっぽく感じてしまったのは私だけだろうか・・・。二郎の妹の声を演じた志田未来ちゃんは素敵でした。(志田未来ちゃんはアリエッティの声も良かったな。アリエッティの作品自体は個人的にあまり、だったけども。)
    しかし、また見たくなるような、良い作品でした。

    ここからは、まだ見てない人はネタバレなので読まないで。

    二郎の妻の菜穂子は、結核に苦しめられる。この前の本で読んだんだけど、宮崎監督の母も結核を患っていた。愛する人が病に苦しむ気持ちは、宮崎監督も実体験を通してよくわかっていたんだろうな。
    仕事に邁進する二郎を支える菜穂子は、物語の中ではなくてはならない存在。
    しかし、キスシーンが多い・・・。ハウルのときも抵抗を感じてしまったけど、ジブリでチューされると何故か違和感を感じてしまう。しかもチューだけに留まらないし。
    ってことで、今回は色々な面で、新鮮に感じた作品。
    子供達には少し地味目に感じてしまうかもしれないけど、是非観てもらいたいな。

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著者プロフィール

東京生まれ。第一高等学校時代、生涯親交の深かった神西清(ロシア文学者・小説家)と出会う。このころ、ツルゲーネフやハウプトマンの小説や戯曲、ショーペンハウアー、ニーチェなどの哲学書に接する。1923年、19歳のころに荻原朔太郎『青猫』を耽読し、大きな影響を受ける。同時期に室生犀星を知り、犀星の紹介で師・芥川龍之介と出会う。以後、軽井沢にいた芥川を訪ね、芥川の死後も度々軽井沢へ赴く。
1925年、東京帝国大学へ入学。田端にいた萩原朔太郎を訪問。翌年に中野重治、窪川鶴次郎らと雑誌『驢馬』を創刊。同誌に堀はアポリネールやコクトーの詩を訳して掲載し、自作の小品を発表。1927年に芥川が自殺し、翌年には自身も肋膜炎を患い、生死の境をさまよう。1930年、最初の作品集『不器用な天使』を改造社より刊行。同年「聖家族」を「改造」に発表。その後は病を患い入院と静養をくり返しながらも、「美しい村」「風立ちぬ」「菜穂子」と数々の名作をうみだす。その間、詩人・立原道造との出会い、また加藤多恵との結婚があった。1940年、前年に死去した立原が戯れに編んだ『堀辰雄詩集』を山本書店よりそのまま刊行し、墓前に捧げる。1953年、春先より喀血が続き、5月28日逝去。

「2022年 『木の十字架』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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