月魚 (角川文庫) [Kindle]

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著者 : 三浦しをん
  • KADOKAWA / 角川書店 (2013年6月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (138ページ)

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三浦 しをん
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月魚 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 老舗古書店の跡継ぎ真志喜(ましき)と、流れ者の「せどり」の息子である瀬名垣(せながき)の2人の青年。子供の頃の出来事によって互いに触れることのできない微妙なトラウマを抱えながらも互いに人間として惹かれ合う2人が、わかり合って行くための物語。

    景色が浮かんでくるきれいな表現と、2人の間の関係の微妙な駆け引き。「まほろ駅前多田便利軒」を先に読んでいた私が思ったのは、この人は男性2人の寄り掛かり過ぎない絶妙な友情と愛情を書くのが上手いんだな、と思った。


    が、この本では、明らかにBL展開を想像させるような記述があったのがちょっと…(私はBLはどーも苦手)。二次作品がきっとたくさん作られているんだろうなぁ…と思うと、うーん、苦手かも…と。

    文章とストーリーはとても良かったけれど、BL風味が加味されていたところでマイナス。もしも続きがあったとしても読まないなぁ。

  • 船を編む以来二冊目の三浦しをん作品。
    古書店の日陰と古い本のにおいの中、二人の男性のトラウマと相手を思いやる気持ちが繊細に描かれていてとてもよかった。
    私はBLも読むタイプの人間だけれど、表題作の「月魚」では明らかにBLを示唆する描写があったが、個人的にはなくてもよかったかもしれないと思った。その点において「水に沈んだ私の村」と「名前のないもの」のほうが好みである。
    みすずも秀朗も知っているのかもしれないけど、もう少し二人の間に秘めておいて欲しいような勝手な気持ちによるところもあるかもしれない。

  • 表紙が綺麗だったので購入。
    旅の合間に読もうという程度だったのに一気読み。

    2ページくらいまで真志喜の性別は何か伏線が?なんて勘繰ってしまった 苦笑

    離したくないからこそ距離をとる。
    いっそ手放してしまった方が…なんて考える余地も無く、離れられない自分。

    当初の勘繰りが申し訳なくなるぐらい透明感のある景色だった。

  • 10年前くらいに読んで以来ちゃんと読み直してなくて、でも『雰囲気』が好き、という気持ちはずっとあった小説。
    買おう買おうと思ってようやく買いました。
    やっぱり高校生の時と今とでは感じるものが違いますね。あと全体図を把握出来た。

    三浦しをんさんのはっきりした『BL』なのかな、とは思いますが、ほんとにかぐわすほどの2人の関係。でも行間を読むと妄想が膨らみすぎてむしろ直截的に書かれているよりたまらない色気を感じました(ちょっと言いたいことがまとまらない……(笑))

    行間を妄想するのが好きな方におすすめしたい。
    それにしても描写が、世界観が綺麗。耽美。
    三浦しをんさんのこういう物語をもっと読みたいな……
    (もう直木賞作家だから無理かな……)

    それにしても真志喜の色っぽさよ……

  • それと知らずに読んだので、最初は戸惑ったがすぐ慣れた。魚とは真志喜の事も指してるのかな。
    本を愛してる人は所有欲が強い、はあるかもしれない。
    そして、仏像柄のシャツが気になります。

  • 郊外にある古書店「無窮堂」を舞台にした、古書を扱う二人の若者の葛藤や生き様を描く。テーマは渋いが、中身は濃い。

  • 何でかと聞かれると困るけど,あんまり好きになれなかった。まほろ駅前の方が好きだという頭で読み進めてったからか。

  • 慣れない電子書籍でちまちま読んでいたが、ようやく読了。やはり紙でないと落ち着かない。由緒ある古書店「無窮堂」の若き店主・真志喜と友人・瀬名垣は、少年の時のある事件により危うい関係を続けていく。と思いきや、ちーとも危うくなくお互い強い絆で結ばれているのであった。色素の薄い目や肌、柔らかい髪を持つ真志喜は、男性か女性か判断しかねるような魅力の持ち主らしい。二人はそういう意味でも惹かれ合っているようだし、第2話で高校時代の宇佐見左右吉先生も真志喜にご執心の様子。密かにそっちの話も期待していたのだが、文庫書き下ろしの第3話で綺麗にかわされてしまった。まあ勝手に想像させていただく事にしよう。

  • 綺麗な世界観。

  • 気がついたら一気読み…。
    ずっと過去の一件に触れられないでいる2人が、思いもよらないきっかけによって向き合うことになる。お互いに傷つき合いながらも、想い合う気持ちが美しいなあと。繊細な少年のような心の揺らぎが伝わってくる。
    才能を持ったことで人を傷つける太一。そして持てなかった夢を追いかけ続けることしかできない不器用な真志喜の父。そして間にいる真志喜。それぞれが相手への気持ちを抱えながら。
    最後の回想録も素敵。ゆらゆら煌めく青春時代の思い出。
    (そしてさすがしをん先生、真志喜と太一の絡みもとても良かったです。)

  • 独特の世界感があり、それでいて光景が目に見えるように美しい。素敵な作品でした。

  • 私は好きでした。
    二人の距離感が絶妙でとっても良い。
    また、先生目線の方の話がすごく好きでした。
    別の人視点になると二人の距離感がまた違った風に見えて、なんかちょっと色っぽく感じました。

  • 第2部と第3部は不要だった感あり。

  • 「まほろ」以上にBLになっている作品。主人公が着流しを着ていて天涯孤独で、相方が少しガサツ?という設定がHOLICを彷彿とさせる。

  • 相変わらずうまいし読ませるんだけど、いかんせんボーイズラブな世界がちょいちょい出現するのがね。本筋に関係ない気もするし。まあ三浦さんは自分でも腐女子と言っているので、そういう世界を書いてみたかったのかな。でもそのへんの表現がうまいよねー。ハッキリ書かないけどそうよねそういうことよね、みたいな。

  • なるほど、これが「匂い系」というものか
    と、しみじみ感じた作品。いとあはれなり。
    あさのあつこさんが解説してらしたのも頷ける。あの人も「匂い系」ですからね。
    市街からはずれた古本屋さんってどことなく入りがたい雰囲気がある、でも入ってみたいような・・・未知であり、ミステリアスな空間が漂っていそう。私もそんな古本屋さんに行ったことはあるが一人じゃ入れなかった。なんだか身の丈に余るというか。でも今作の主人公二人はどちらも若い20代。シリアス~ですが、青春っぽさも漂っています。影に入ってはいるし、地べたもひんやりしてるんだけど暑い、みたいな。そういうよくわからない空気感。居心地いいんだかよくないんだか。この二人の間に流れる空気もよく分からないし、ちょっともやっとしちゃう・・・でも互いに互いが大事だし、離せないってのはわかってるから、これからどーしよっかという感じでしょうか。多分、なるようになる、で締めくるでしょうね。いい匂いでした。

  • う〜ん。
    何だか入り込めなかった…。

  • やんわりBLと聞いて腐女子が釣られてしまったんですけども、
    私が腐ってるせいかどうかわかりませんけどやんわりでもなくないか?と思いましたねー最初の数ページでキテますから・・・。
    なんだろうなー劇的!でもないし、感動するとか、はっきりしたものじゃないんだよなーこの作品は。
    読んだあとにしみじみって感じですかね。
    何より言葉が美しいです。
    真志喜の家の庭の表現が美しいです。
    好きだなーと思いました、夏のなんともいえぬ雰囲気が
    文章から伝わって来るんですね。

    二人の後日談なんかも気になりますが、ここで物語は終わっていても十分でした(*´∀`*)

  • ある意味、まほろシリーズの原点ともいえそうな作品。
    やっぱり三浦しをんは男同士の友情とも恋愛ともいえるような、あの絶妙な距離感を書くのが上手いと思う。
    劇的に面白いというわけではないけど、「あぁ三浦しをんだなぁ」とニヤニヤしながら読んでしまう1冊。

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