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- / ISBN・EAN: 4988111244819
感想・レビュー・書評
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日々の土方仕事へスーツ姿で通勤するロドリゲス。それは自分を卑下することなく誇りを持って生きていた証。
半信半疑で向かった南アフリカで熱狂的なファンを目の当たりにした本人はもちろんそうだろうけど、何より家族が喜び、そして父親を誇らしく感じたんじゃないかと思う。
更には帰国後、これまでと何一つ変わらず今まで通りの生活を送っている姿は、彼の歩んできた生き様がそのまま現れている気がする。
2014/08/24 DVD詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドキュメンタリー映画は実はこれが初めて。
どんなものかとドキドキしたが、最高であった。
彼の作り出す歌はアメリカでは誰も知ってる人は居なかった。
でも全然違う所で彼の歌は多くの人に聴かれていて、彼は有名だった。彼は伝説だった。
WOWOWの映画工房で「この映画は一言で言えばバタフライエフェクトだと思う」とコメントしてる方がいて、まさにその通りだと思う。
こんなことが実際にあったなんて。
ロドリゲスの歌声に酔いしれる。 -
1970年代初頭にアメリカで2枚のアルバムを発表するも、びっくりするほど日の目をみないまま消えていったシンガーソングライター、ロドリゲス。
後に彼のアルバムは南アフリカで流通し、アパルトヘイトによって抑圧されていた人々の原動力となっていた。
しかし彼はその事実を知らなかった。
南アで流通したアルバムは海賊版で、ロドリゲスには印税がビタ一文入っていなかったからだ。
「己の人生を嘆き、ステージで自殺した」とさえ噂される彼の消息を、熱狂的なファンが追うドキュメンタリー映画。
ラストシーンのロドリゲスの友人のおっちゃんのセリフが、何より沁みる。
表舞台から去ったロドリゲスが過ごした日々、それはロックンロールスターとはほど遠い、とても地味な人生。
彼の奇跡が、今なお輝かないすべてのおっさんに勇気を与える。
芸術は金じゃない。それ自体が喜びなのだ、きっと。 -
泣きそうになった。歌詞がどれもいい。
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70年代にデビューするも売れず消えてしまったミュージシャンがその後南アメリカで大ヒットしていた。自殺してしまったと彼を追ったところ。。。
スウェーデンとイギリスのドキュメンタリ映画。
こういうことがあったという衝撃とシュガーマンの人間性だけで面白いドキュメンタリができることはほぼ確実。その時その時に合わせたシュガーマンの音楽もすごくいい。
欲を言えばそこからさらに深めたドキュメンタリ映画故の何か(製作者の意図とか)がもっと見えたらよかった。
奇跡に愛された男という邦題もなかなかにいい。 -
レコード屋さんが今も変わらずレコード屋さんなのがいい。
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南アフリカでのミリオンセラーは70年代の曲みたいなんだけど、歌手がどんな人かわからないし、死んだ噂があるんだけどホントかな?
と、レコードショップの店長が思った事がキッカケでサイトを作ってみたり、探偵を使ってみたりしたらなんと!?
みかけはみうらじゅんなんだけれども中身はドーカしてる人って事がわかったという感動秘話の映画化というか映画
人生、ナニがあるかわからないってオチが泣けないけど切ない
音楽力の効果がわかる映画
メリケンは本気で売ろうとしないと音楽が売れないのは昔も一緒なのね
Searching for Sugar Man (13/01/'14) -
ステージ上で拳銃自殺をしたというシクスト・ロドリゲスのドキュメンタリー。
場末の酒場で歌い、アメリカをはじめ世界では全く売れなかった彼のレコードは、
アパルトヘイト下の南アフリカでテープでダビングされ
反体制の支えとして世代を超えて多くの人に支持されていく。
ロドリゲスのアルバムのCD化の際、
彼の死の真相を探った調査が奇跡を起こしていく。
テレビを消そう。ネットを切ろう。
心の声で世界を見よう。
それが奇跡を起こしていくはずだ。
音楽ドキュメンタリーとか音楽映画って結構ダメなんだけど(というか前提知識が無さ過ぎる…)、これは良かった。
真相探っていく過程が普通の映画としても楽しめる。