ザ・マスター [Blu-ray]

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監督 : ポール・トーマス・アンダーソン 
出演 : ホアキン・フェニックス  フィリップ・シーモア・ホフマン  エイミー・アダムス  ローラ・ダーン 
  • 東宝 (2013年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104077394

ザ・マスター [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

  • ネットで視聴(英語字幕)

    原題:The Master

    美しい画面構成や緊迫感のある展開から、良い映画であるらしいことはわかるが、あいにくこちらに背景となる知識が不足しているせいで、いまいち意図が伝わってこない。

    「マスター」となるヘミングウェイっぽい中年男性は、単純に作家というわけではなく、新興宗教の教祖のようだが、日本でイメージする教祖とはだいぶ異なり、理知的・哲学的な人物に描かれている。

    ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を獲得した映画だそうだが、私には、ちょっと難しかった。

  • 傷を負った粗暴な男を演じるJoaquin Phoenixと新興宗教の教祖を演じるPhilip Seymour Hoffmanの二人の怪演が印象的。物語は難解な部分もあり、作者の意図するところを読み取れないまま観終えてしまった感もあるが、二人の演技を堪能するだけで見応え充分といったところ。それぞれに際立った役作りと、惹かれ合いつつも葛藤する二人の応酬で、映像に緊張感が漲っている。

  • どこまでこの二人が、エセ宗教というものを信じているのか、その度合いを測るのはセリフから難しい。最後の掛け合いなど聞いていて、やはり二人とも信じてなどいないのではないだろうか、と思った。
    ランカスターの作り上げた宗教やメソッド、それ自体も奥さんであるペギーの為なのではないかと思わせるようなシーンもあった(ペギーがひたすら世間のおかしさに対して悪態ともつかぬ不満をひたすらタイプライティングしていくランカスターのシーン)。なにより、最後のイギリス支部での再会のシーンだ。ペギーが、本気で治療しようとしないならば、でていきなさいとフレディに言う。しかし、治療が完了すれば、患者は病院から出て行くものなのだ。フレディは、ドリスに会いに故郷に帰る事がとうとう果たしたのだ。その再会は果たせなかったが、いつまでも女を抱きたくても(抱けたのに)抱けなかった彼は、行きずりの女とベッドを共にする事ができた。彼は、ランカスターの宗教のすべての人の中で「マスターを必要としない初めての人間」となったのだ。そこでその宗教から出て行くのは必然なのかもしれない。同時に、奥さんのペギーや、本No.2の出版パーティー会場にいた「想起」と「想像」の違いを聞く信者の女性には、それが理解できないのだ。それがランカスターの悲しみであり、フレディへの情なのだろう。

  • サイエントロジーがモデルだとか言われて話題になったみたいだけど正直そんなに面白くなかった。主人公フレディ演じるホアキン・フェニックスは確かに熱演だったけどそれくらい。分かりづらいし重たいしで途中で何度か記憶が飛びそうに…。ポール・トーマス・アンダーソン監督だからと期待し過ぎたな。

  • ホアキンフェニックスの迫力すごいです。怪演。
    話しの深層は一度見ただけだとあまり理解できずに、難解でした。
    お互い惹かれるところがあるんだけど、付かず離れずで、、、ラストは多少余韻が残る感じです。

  • よくわからない話だったけどホアキンの怪演が際立つ。役の年齢も実年齢も謎。

  • 監督の前作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」がパワフルかつダークな作品だったので、今回もきっとそうだろうと思っていました。しかも主演がホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンという二人ですし、新興宗教めいた集団が舞台ですし。
    ところがところが! これはなんという純愛の物語。まさに傷ついた獣のようなホアキン・フェニックスと、詐欺師のような善人のような「マスター」ことホフマンの2人の忍ぶ恋でしたよ。この二人はきっと前世では恋人同士だったんだろうなぁ・・・としみじみさせられましたね。

    といってもこれはゲイ映画ではないです。ホフマンには奥さん(この人にホフマンは頭が上がらない)がいるし、ホアキンのほうはそれこそ裸の彫刻にさえ欲情しちゃうような人。しかもホアキンは集団の調和を乱すというので、まるで犬か奴隷のように「調教」されるのだが、それでも更正しない。そういう意味ではまさにホフマンは「ご主人さま」なんだけれども、でも、この二人はどこかで頼りあっている。そういう微妙な色合いの「純愛」なんです。

  • 親子の様な絆は間違いなくあるのに、互いを必要と感じているのにあと一歩が遠い。薄いけれど強固な壁があるかの様な。
    新興宗教については観方によって肯定とも、否定ともとれる描き方だと思った。

  • 普段観ないタイプの映画だった
    見直したりしたら、もっと面白く思えそう。しないけど

  • いまいちのような評判も聞いていて不安だったが、とても面白かった。

    ただかなり難解な作りで、よくわからないところがいくつかあった。というよりもこの映画自体がどういう話だったのかがよくわからない。

    自分としては「一見すると自主性がなくランカスターの一番弟子として言いなりになっているだけに見えるフレディだが、実際に二人の関係に依存しているのはランカスターであり、外側から見た構図とは主従が逆転している」という話として理解したが、どうなのだろう。

    大成功を収めて宗教学校?を作るまでに至ったランカスターが、何も持たない社会的敗者であるフレディになお依存しようとして、その結果フラれるというラストはなにやら独特な寂寥感があった。

    『ゼアウィルビーブラッド』あたりからPTアンダーソン監督は僕の頭では全てを読み切ることはできない領域に入ってしまった感がある。とても難解。それでも彼が他の人に見えていないものを見ながら作品を作っているのは空気として感じることができるし、その畏怖を楽しむこともできる。この人の近作を観ていると、「わからない」ということは大きな魅力なのだと感じる。

    今一番面白い監督の一人だと思う。次作も楽しみ。

  • ホアキン・フェニックスの演技力で退屈することなく観終わったんだが、PTAの映画としては何の余韻も残らない映画だった。
    多くの人にとってはどうでもいい題材だった気がする。

  • ホアキン・フェニックスが主演ということで、はりきって観たのだけど――ひたすら重く、暗鬱で、疲れる映画だった。

    元海兵でアル中のフレディと、新興宗教の教祖で“マスター”のランカスターは、似た者同士で合わせ鏡のような存在なんだろうな、とラストを見て実感した。だからこそ、フレディはランカスターに心酔し、ランカスターはフレディを手放さない。

    それなのに最後はあっけなく決別するけれど、またいつかどこかで再会しそうだし、フレディが新たな組織を作ってランカスターのように君臨するようにも思える。

    ホアキン、ガリガリに痩せていたけど、そうするとリバー・フェニックスに似てるんだなぁ!と、ヘンなところで感心した。ホアキンも、フィリップ・シーモア・ホフマンも、怪演ぶりが真に迫って不気味かつ恐ろしい。二人を観るだけで、もうお腹いっぱい。

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