ホテルローヤル (集英社文芸単行本) [Kindle]

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  • 廃業したラブホテル「ホテルローヤル」を中心に、そこに訪れる人、関わる人達の短篇集。じっとりジメジメ暗い。
    「北海道の山の中にある廃業したチープな作りのラブホテル」通り、出てくる人たちの人生も暗い。

  • 最後の話良かったなあ。

  • 直木賞受賞作。北国のラブホテルにまつわる短篇集。廃墟になった後から建てる前まで時間を遡って描かれている。全体通して生活臭や哀愁が漂うストーリー。

  • 地方の同一ラブホテルを軸とした、それぞれの営み。エロス的なものよりも、生活臭漂う物語の数々。 と言う印象が残る。

  • 北海道にあるラブホテルとそこに関係する登場人物が重なりあった短編小説集。直木賞の受賞作。

  • ご実家がラブホテルであるとのことで納得しましたが、女流作家としては扱いづらい素材。健全なカップルだってラブホテルを利用するのに、ほとんどの話しがストレートじゃない。まあ、単純なラブストーリの舞台にラブホテルを選ぶ必然性はないわけだけど。最後の「ギフト」で明るく締めくくっているが良かった。希望があるし、若々しくて良かった。この話しが先にきていたら、その後の展開で読後感が重くなっちゃうもんね。でも正直なところ直木賞受賞作品としてはパンチに欠けているような...地味すぎです。

著者プロフィール

一九六五年釧路市生まれ。
裁判所職員を経て、二〇〇二年『雪虫』で第82回オール読物新人賞受賞。
著書に『風葬』(文藝春秋)、『氷平原』(文藝春秋)、『凍原』(小学館)、『恋肌』(角川書店)がある。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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