サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書) [Kindle]

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著者 : 西内啓
  • マイナビ出版 (2012年3月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍

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サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)の感想・レビュー・書評

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  • 悩み解決本なのに、
    あくまでも客観的に理論的に冷静に前向きに、
    書かれていて、すごく好感が持てる。

    そう、
    わたしたちは、
    すでに答えが出ていることについて
    毎日悩んでいるのだよな、としみじみ思わされる。

  • 給料が上がらない理由で収穫逓減の法則とはなるほどですね。

    ◾️勉強になった部分
    「新たに投入するもの1つあたりの生み出す価値が徐々に小さくなっていく」ということはすなわち、「生み出す価値の平均値が徐々に薄まっていく」。

    収穫逓減の法則からわかるのは、あなたの給料が上がらないのはがんばりが足りないからではないということです。むしろ同じやり方の中でがんばればがんばるほど、そのがんばりは割に合わないものになっていっているのです。ではどうすれば良いのでしょうか?その答えは当然、「やり方を変えること」にあります。つまり、あなたの会社を「もっと儲かる会社」にすれば良いということなのです。

    効率の悪い戦略は、いつしか事業を縮小させて効率的に競争できる範囲でのみ戦う、という敗北を招きかねない。「量で押す」のではなく、「質の違いに特化する」しかしながら、根本的な問題として、現在のところ効率の良い事業だけに専念して新たな領域へチャレンジをしない、というのは、一見リスクが少ないように見えて、一度不利な競争にさらされてしまうとずいぶんと脆さを見せてしまいます。1つでも新しい「競合の少ない効率的な事業」に育てあげることができなければ会社は徐々に淘汰されていくことになるでしょう。

    先ほどご紹介した収穫逓減の法則に基づくソローの経済成長モデルにおいては、「やり方が同じなら人を新たに増やすほど平均的な生産性は下がる」ということが示されました。アイデアによってみなさんの人生における収益性を上げるために重要なことは2点です。1つめは個人として、きちんとした知識を常に身につけ、それを周りと共有する姿勢を持ち続けること。2つめは、このような知識やアイデアが十分にストックされたり、使われたりしている場に居続けるということ。

    20年ほどの経済的な停滞は、それ以上のレベルの知恵、ありていに言えば大学で習う以上の知識のストックが不足していることを示す。このような背景から、日本のビジネスマンのほとんどが、経済学も、マーケティングも、会計学も、組織行動論も、直接的にビジネスと関連しそうな学問のこともほとんど理解していません。そして、自分と上司や先輩の「経験と勘」だけで国際的なビジネスの競争にさらされています。その一方で欧米の企業ではこのあたりの学問を当たり前のように使いこなせるよう教育されたMBAたちが、科学的な視点で日本的経営の強みと弱みを分析していたりもするのです。ぜひ「従来のやり方」の中でがんばり続ける時間を少し割いて、興味のある分野の勉強を始めたり、新しい事業プランについて想像をふくらませてみて下さい。

    定期預金に限らず、給料の振込口座のお金も、財布の中のお金も、クレジットカードの利用額も、臨時収入で入ったお金も、すべからく同じように大切にするべきでしょう。現金で支払うにせよカードで支払うにせよ、自分が支払うお金は自分が自由にできるお金のうち、「最も大事にしたいお金」と同じ物であるというリアリティを持つことが、満足度に繋がらない出費を減らす上で重要なのです。

    現在の収入とその理想的な節約状態を足して2で割った値が「1カ月に使って良い額」で、その額と月収の差額が「毎月投資のために積み立てる額」となります。次にすべきは投資用資金をおよそ1/4ずつに分割することです。まずその1/4ずつのうち1つめを、「今最も悲観的な経済ニュースになっているもの」のインデックスファンドに自動積み立てしていきましょう。次の1/4は「リスクヘッジのための投資」です。同じように株式や債券などのインデックスファンドを中心に、先ほどのファンドのリスクヘッジになるファンドに回します。ただしこちらでもやはり今投資することが流行っているようなものは避けましょう。自分自身では見当がつかなくとも、逆相関となるファンドを銀行や投資会社の窓口で尋ねればきっと教えてもらえるはずです。場合によっては、日本の株や債券のインデックスファンドも候補として考えて頂いて構いません。 いずれにせよ重要なことは手数料がそれほどかからないこと。残り1/4ずつは、それぞれ「日本円を貯蓄しておくもの」と「自分の人的資本に投資していくもの」として扱います。

    お金を貯めようとすればするほど貧しくなる「貯蓄のパラドックス」がマクロ経済には存在しているからです。「国民全員が収入を消費よりも貯蓄に回そうとすることはすなわち、物やサービスが売れなくなるということである。そうすると企業の売上は減り、給料は下がり、貯蓄を行うことができなくなる。「個人としての行動が直感に反して社会としては異なる意味を持つ」。ではこの現状を打破するためにはどうすれば良いのか、それが最後の1/4を自らの人的資本に投資することです。みんながお金を使わずお金だけを貯めようとしてもうまくお金は貯まりませんが、本でも、スクールや通信教育の授業料でも、セミナーの参加費でも、何かしら自分の仕事の生産性を上げたり、収入の上がる転職や副収入に繋がるような知恵を身につけることが、直接的な効果以上の社会的な波及効果を生むことをすでにみなさんは前章で学んだはずです。こうした投資によってストックされた知恵は使ったり広めたりしてもなくならないどころか、使えば使うほど、広めれば広めるほど価値を生むものがほとんどですし、早く身につければつけるほど、その後の価値の上昇も期待されるという、投資効果抜群の投資先です。

    それ以上の大成功を収めた人、スポーツ選手や芸術家といった人たちも含めほとんど全ての人がCさんのように自分の仕事を「天職」と感じていたのだそうです。  もしあなたがマジメにがんばっているのに成功しないのだとすれば、それはあなたがまだ自分の仕事を「天職」にできていないからです。同じ仕事に取り組むにしても、生活のために嫌々、とか、出世のために無駄を承知で、という人と比べ、「それが楽しいから」と情熱を持って取り組んでいる人のパフォーマンスは圧倒的に高くなることでしょう。「マジメにがんばる」という言葉の中に「正直嫌だけど」という後ろ向きなニュアンスが含まれているのだとすれば、「マジメにがんばっているのに成功しない」のではなく「マジメにがんばっているからこそ成功しない」とさえ言えます。

    最近の研究によれば、人は「天職に就く」だけではなく「自分の仕事を天職に作り変える」ことができるのです。

    自分がどうしたらより大きく会社に貢献できるか、どうしたら自分の能力を最大限に発揮できるかを考え、そのための新しい場所(ほかの部署やプロジェクトなど)を探すのも1つの手です。

    意義と喜びをもたらしてくれる活動に集中することが、結局のところ最も大きな物質的成功(収入や肩書きなど)にも繋がる道なのです。

    フローに入る上で重要なことはいくつかありますが、まず第一に将来の報酬などではなく、今目の前にある仕事の過程自体を目標として楽しむことが重要とされています

  •  西内氏の「統計学が最強の学問である」が面白かったので、芋づる式に手に取った本であった。前著の余韻が残っていたので、サラリーマンの悩みについて、統計学的な答え、統計学的手法を駆使した答えを期待したのだが、期待はずれであった。
     統計学的な答えについては、自分の勘違いもあるので無理かもしれないが、はたして本書が「学問的な」答えを提示しているのか、理解に苦しむ。自分の頭には入らなかった。
     途中からすっかり読み飛ばしてしまい、読了となった。

  • タイトルが気になったので購入。
    「統計学が最強の学問である」と著者が同じだったので、統計的データが紹介されているかと思って読み始めたが、この本の中ではデータの提示はあまりなく、学説の紹介のみ。

    でもよく考えてみたら、新書サイズなのだからデータを逐一紹介するほどのページ数がないのは当たり前で。データが欲しいなら紹介されている提唱者の名前や学説の名前から自分で調べればいいだけの話。
    その入り口として十分に使える。

  • タイトルのうまさに脱帽!文章も読みやすくて、サクサク読める。学術的に言おうと思えば、もっと細かく説明できるのだろうけれども、それをザックリと説明しているので、分かりやすいが、その分若干学問として弱いかも。前半の投資に関しては、知らない学説もあって面白かったが、プロジェクトマネジメントに関しては、知っている内容が多かった。ざっと読んだはいいが、二度三度と読むかなぁ・・・という感じ。

  • 先人が既に発見していた理論を、現実の場面で適用する重要性を再確認した。

    ストレングスファインダーに似たVIAテスト。当たっているような気がする。
    http://www.authentichappiness.sas.upenn.edu/default.aspx

    あなたの最高の強み
    向学心
    あなたは、学校でも、あるいは独学でも、新しいことを学ぶのが大好きです。あなたは学校や読書や博物館など、いつでもどこでも学ぶ機会を得るのが大好きな人です。

    あなたの第2位の強み
    創造性 [独創性、創意工夫]
    新しいやり方を考えることはあなたがどういう人間かということの重要な要素となっています。より良い方法が可能である限り、あなたは従来のやり方では決して満足することがない人です。

    あなたの第3位の強み
    柔軟性 [判断力、批判的思考力]
    あらゆる角度から物事を考え抜いて検討することは、あなたがどういう人間かということの重要な要素となっています。あなたは決して安易に結論に飛びつくことなく、決断する際にはきちんとした証拠にのみ基づいてそうします。あなたは自分の考えを柔軟に変えることができる人です。

    あなたの第4位の強み
    忍耐力 [我慢強さ、勤勉さ]
    あなたはやり始めたことをやり遂げようと一生懸命に努力する人です。どんな課題であろうと必ずきちんと完成させます。課題に取り組んでいる最中には気が散るようなことはなく、課題をきちんとやり遂げることに満足感を覚えます。

    あなたの第5位の強み
    誠実さ [真情、正直さ]
    あなたは正直な人であり、真実を語るだけではなく、純粋に、真心をもって人生を生きています。あなたは地に足が着いている人で、偽りのない人間、つまり「本物」です。

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