ぼくの地球を守って 10 (白泉社文庫) [Kindle]

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  • 白泉社
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感想・レビュー・書評

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  • 生き物たちは、それぞれに役割があるのだと幼いころのモクレンに父親が教えているシーンが印象的でした。
    植物と会話ができるモクレンと父親。
    花を摘むとき花は「いいよ」と応えるのに摘まれる瞬間、花は痛くて悲鳴をあげる。
    父親曰く、花たちは悲鳴をあげるけど運命を受け入れている。
    野菜や肉や魚たちも食べられる運命を受け入れて人々の細胞になる。
    なのに人間だけは運命を受け入れられなく自分だけ生きようとあがく。
    それだけたくさんの命をいただいた人間の命は自分のものだけではない。
    自分の中に野菜や肉たちも一緒に生きている。
    間違っても自分から死のうなんてしてはいけないと。

    このコミックは輪廻転生がテーマで生命が誕生していずれ回帰するのだということを教えてくれる。
    胸に刻んでおきたい名言が、ところどころに散りばめられている。

  • 途中飛ばしていた部分をきっちり読んでおこうと前巻から引き続き購入。
    昔は木蓮の全裸とモードの禿頭が生理的に受け付けなかったんですね。
    しかし紫苑の性格がここまでひねくれていたとは。雑誌連載時の子供の頃に毎号読んでいたら、作品終盤を読む気にはなっていなかったかもしれません。本当にひどい。
    でも彼には天然で抜けている部分も奇跡的にあって、そこがどうも憎み切れないずるい性質の人ですね。まあ、木蓮をキチェとして見てすがらないだけで彼女にとっては紫苑は特別な人なのでしょうが。(それとハンサムだからも結構大きい理由だろうと思います)
    普通の人間として他人から扱われない木蓮の孤独と奮闘がいじらしいです。他キャラもみんな基本は良い人なのにコミュニケーションを取るとどこか摩擦が生じてしまう。
    木蓮に近づく玉蘭。彼はイケメンで人気者だがそれゆえ無意識に少し傲慢で、しっかりした覚悟をしないまま木蓮を欲してせまってくる。その無自覚さが紫苑の癇に障りつつ同時に恵まれた者が持つ無邪気さにも惹かれて離れられなかったのかな?と。
    今の所紫苑にとって木蓮は玉蘭を刺激する為の道具のよう。これから何が起こって彼にとって彼女が特別になっていくのかを知るのが楽しみです。

  • 2013 9/13読了。Kindle版をiPhoneで読んだ。
    3-12巻まで一気読んだ上に次世代編まで読了。
    感想はシリーズ末尾に。

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