女子をこじらせて [Kindle]

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著者 : 雨宮まみ
  • ポット出版 (2011年12月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (139ページ)

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女子をこじらせての感想・レビュー・書評

  • こじらせ女子という言葉の作り手でもあり、AVライターというちょっと特殊な職業に就いている雨宮さんが、「自らがどうやって女子をこじらせてきたか」を書いている。

    前半はちょっと退屈だけど、後半から「男の世界で働くことで生まれる、ジェンダーとの葛藤」「こじらせ女子たちよ、うまく生きろ」みたいな話が出てきて面白かった。まるで殴り書きのように、感情の赴くままに書いてていいな。本人も言ってるように「ほぼ言い訳の構成(笑)」だけど、きれいに書くと伝わらないこともあるのかもしれない。すべてのこじらせ女子たちに捧ぐ本だからこそ、言い訳がましいのが効くのではないかなと。

    久保ミツロウさんとの対談なんて、めちゃくちゃ面白かったので、ぜひ一読あれ。

  • すごい面白くて一気読みした本。
    AVライターという仕事をしていた雨宮まみ女史の、その珍しい仕事に辿り着くまでの自伝ともいえる、一冊。
    かなり性的にごちゃごちゃした幼少期を過ごしていて、恥ずかしながら, 女性でもこんなに面倒臭い性欲を抱えるのか、と驚きました。
    性に関する悩みって、男・女で分けれるものではなくて、本当に個々人の問題である。
    所謂「いい大人」の年齢になって、本当に恋愛でダメージを負って、みっともないともいえる弱い姿を人に出せるようになったことなど、著者の赤裸々とも言える告白には、きっと多くの人が勇気付けられたんだと思います。
    また男社会で生きる女性の生きづらさみたいなものも、うまいこと言語化されてるなと思いました。
    面白かったし、考えさせられたし、デリカシー欠如と言われる自分を罪深く思いました。男性にもおすすめです。

  • わたしとはまたちがうベクトルのこじらせかた

  • すごい。
    わたしは昔から「女って複雑でよく分からない」と思っていたが、その「複雑」ってこういうことだったんだ!と目からボロボロ鱗が落ちた。

    わたしは同じ女性なのに「女子をこじらせる」という意味がちっとも分からない(しかもわたしは「こじらせ女子」という言葉をつい2ヶ月ほど前に知ったくらいだ)。この本に共感する女性が多かったので流行語になったと思うが、なぜ彼女らはそんなに自分の中に「男性」を内面化させてしまうのだろう。

    でも結局はそのことについては彼女らの中では「自明」であるとしか思えなかった。なぜならそのことについての考察がなかったから。ひたすらひたすら自分の生きる道を探そうとして、そしてどんどん追い込まれていく。

    なんだか読んでてとても苦しかった。

  • 3割読んで限界でした。エネルギーチャージできたらまた続きを読もうと思います。

  • 読んでいると自分の黒歴史もずるずると引っ張り出されることになり辛かったが、なにより辛いのは、本人が何かを悟り、読者も救われたような気分になれた展開が何回かあった一方で、結局著者はもうこの世にいないという事実である。彼女が実家に助けを求めたのは二回で、両方とも直接的には男が原因だったと読んだけれど、今回は逃げられなかったのかなあ、なんて、ほんとうの死因は知らないけれど。

  • ・自分をがんじがらめにしていたのは「自分の中にある他者の視線」
    ・「わからない人もいれば、わかってくれる人もいる」という当たり前なこと
    ・男目線で自分を鑑定し、あまりにも理想の女とかけ離れているがために、自分を否定することの繰り返しで自分に自信がもてなくなる。
    ・辛い思いをするために全部自分のせいにしなくていいということ
    ・がんばっても「もっとがんばらなきゃだめだ」としか言われないことで自己否定感が強くなったのかな〜と思わなくもない

  • 亡くなられて気になっていたので。岸さんの追悼文を読んだので。

  • 2016年11月、40歳で急死した著者の自伝的エッセイ。
    非モテ系から「職業・AVライター」に、「こじらせ女子」という流行語の生みの親とも言われる著者の「こじらせ」た女であることの生きづらさが綴られている。
    男社会の中で女であるが故に評価されていると思うこと、女であるが故に一人前と見られないこと等々、共感できることが多々あった。
    (電子書籍 kindle)

  • ずっと読んで見たかった本がKindleで読み放題に
    なっていたので。購入して数時間で一気読み。

    著者の仕事の内容は特殊みたいに見えるけれど
    この世に興味を持ってはいけないジャンルが
    あるわけなく。
    楽しむ人がいればガイド役もいるわけで。

    でもそんなことより何より

    自分が本当は可愛くなりたいのに、そうではない。
    努力という問題ではない。
    そして周囲からどう見えるかを自覚した時点で
    男性からも女性からも評価が「見えて」しまい
    なりたい自分と死んだってなれない
    自分のギャップに苦しむ。

    あれでよく平気ね。そんなわけねぇだろ!
    という叫びを抱えながら。

    なりたい自分になろうとしたら
    嘲笑されるんだから。
    いいじゃんって言ってくれても
    鏡の中の自分はちっともよくなくて。
    冷静にそのことを解ってる自分がいて。

    地獄です。これ。
    自意識過剰なんじゃなくて。

    自分も全く同じように苦しいので。
    よくわかります。

    8割位読んだところで、どうにも
    苦しくなって吐いて本を閉じました。

    文章は読みやすいし、下品でもないし
    読ませるので、1冊の本として面白いのですが。

    いやはや、痛かった。顔面ぶん殴られたみたいに。

  • 女性なのにAVライターという異色な仕事をしている筆者。そのことを肯定的にとらえているかと思いきや、本書で主張しているのは、「女」というカテゴリーでくくられることが苦痛でたまらないということ。
    自身で「女」で「AVライター」と銘打って本書を書き、そこにいたるまでのエピソードをふんだんに盛り込んでいるにもかかわらず、結論付けているのは、「女」という色眼鏡でいわれることがいやである、ということ。なんともいえない矛盾を感じた。
    小学生~大学生までの筆者の生い立ちも書かれていた。求められているかどうかは別として、その量は多い。
    女をこじらせる、というワードから自分が連想するもとは表現されているものが違った。

  • 自分が思った以上に「こじらせる」というのは根が深いものだった。

    女子をこじらせて、という題名にひかれて買ったのだが、著者はちゃんとした「女子」だったからこそこじらせたわけであって、「女子」を「女子」とする確固とした意識が過剰すぎたためにこじらせた(当たり前か)ので「女子を放棄した人」ではないということが大前提である。

    つまり、キラキラ女子となんら変わらないのに、自意識過剰っぷりが曲がった方向に行った人。

    私としては、キラキラ女子になろうとしたりそういったことの道を選ばない(選べずではない)人の本かと思っていた。
    ということで、そこの前提を読み間違えて読んでいたので「あれれ?あれ」となっていたため、当初の評価としてはかなり低いものだったが、前提を変えて読んだら、こんなに自分の自意識過剰っぷりを書ける人もなかなかいないな、と思う。

    他人の痛いところを覗き見たい、そして自分の痛いところを思い出して自虐に浸りたい、という女子にはオススメ。
    そんな人いるか!と思うかもしれないが、意外と自分を見つめ直すきっかけになると思うので、そこは素直に読んでみようと思った人が勝ちかと。

    しかし、ただ本当に、著者の苦しみを全くといって理解できない人もいると思うから要注意。
    キラキラ女子でも、こじらせ女子でもない、女子を諦めた人は何も痛くないので、この本を読んでも時間の無駄だと思われる。

    「モテキ」の作者である久保さんとの対談はある意味いろんな人(モテない男性、モテない女性、モテてるけどなんかしっくりこない女性あたり)が見るべきだろうけど、本編は人を選ぶ作品だった。

  • 机上の理論なんてくそくらえ!徹底した自虐と自己分析にブラボー。ミツロウ先生との対談もふれると凍傷おこしそうでよかったです。

  • 自身の体験を交えながらの「こじらせ女子」の話が中心なので、男からすると理解はできても共感はできないところが多かったものの、ブログなどで読んでいた通り、言葉にしにくい何かを掴んで説明する力量には感心してしまう。

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