妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず (角川ホラー文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • お話の構成がとても好みでした!
    ストーリーが進むごとに誰の視点なのかわかってく様かとても楽しかったです。
    しかし、新米刑事が察し悪過ぎ頭悪過ぎて、読むのに苦戦しましたが、最後まで読み進めて良かったです。
    読みきれは、新米刑事も愛嬌のあるやつだと思える。こういう人いますよね、何だか許されちゃう人。

    今では多様性が注目されていますから、この妖人への国の動きはまさに平成っぽい。
    発売日を確認したらもう10年以上も前の作品なんですねー、10年でここまで世間の価値観が変わるとはおもしろい。
    令和の今なら少しは違ったのでは?と思いつつも、国の対策は変わっても、個々人の差別感情は大差ないのかなーとも思う。

    シリーズなので、続きも読んでみようと思います。

  • ※積読中


    文体も良い。話の先も気になる。では何故挫折したかというと、いつもの通りキャラクターである。
    ストーリーの中核を担うであろうキャラが脳天気・礼儀知らず・自身の好奇心を最優先する性格だった。いいとこ育ちの公務員が無断で他人の家に上がり込むんじゃない。これから成長していくのかもしれないが、1巻の段階ではストーリーへの好奇心よりキャラへの嫌悪が上回った。

    自分が更に年を経て、もう少し丸い人間になったら再度手に取りたい。

  • 人間とDNAが一部違う生き物「妖人」
    僅かな性質の違いを極端に怯え、不当
    な差別を受けたり事件に巻き込まれや
    すいため「Y対」が警視庁に造られた
    警視庁妖人対策本部に顧問のように妖
    人を見分ける洗足伊織はお茶室の主
    Y対に陽気なお馬鹿が採用され、何故
    だかその主に気に入られ・・・事件

  • 現実にもレッテルをはってってあるよなあとしみじみ思いました。
    実際に犯罪をおかした人ではなくて、罰されないけど、誘導するものってたしかにあるよなあ。

  • 妖怪のDNAを持つ人の亜種が存在すると判明した世界。警視庁妖人対策本部の刑事と協力者の妖人(たぶん)が繰り広げるホラーテイストの探偵モノ。榎田さんらしい個性的な人物と読みやすい文章でサラサラ読み進められます。今回はホラー色もミステリ色も薄めで、登場人物の紹介にページを割いているようなので、次巻以降が楽しみです。

  • 人間と異なる「妖人」が存在するという設定のお話。この洗足伊織という主人公が、なーんか京極堂っぽいイメージだった。面白いし読みやすいんだけど、まとまりすぎちゃってる感じがしなくもなかった。続きも読んでみようとは思う。

  • タイトルに惹かれて読んでみました。
    個人的には設定が面白いと思いましたが、良くも悪くもない感じですね。
    いや、好きでも嫌いでもないといった方が正しいですね。
    この1冊で完結していますが、続編がありそうです。
    続編を読んでみたいと思う程度には面白かったと思います。

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著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2023年 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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