闇の歴史、後南朝 後醍醐流の抵抗と終焉 (角川ソフィア文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 旧南朝の残党、いわゆる後南朝の歴史を追った本。ニッチな、とてもニッチな。
    南北朝の動乱が集結した後も、後南朝が100年に渡ってさまざまな動きをしていたとは知らなかった。室町幕府に対してさまざまな勢力が反旗を翻し、そこに南朝の後胤が旗印として擁立される。義満の時代に確立したとはいえ、室町幕府の体制は盤石とはとは言えず、後南朝およびそれと結んだ勢力に長い間悩ませられてきた、と。後南朝を通して、南北朝以後、応仁の乱以前の状況がよくわかって非常に面白かった。

  • 一般向けの歴史ミステリを期待して読んだが、違ったようだ。より専門的な内容。
    関心がある人向け。

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著者プロフィール

1949年、長崎県生まれ。九州大学大学院博士課程中途退学。福岡大学名誉教授。文学博士(1985年 九州大学)。専門は中世日本の政治と文化。著書に、『太平記の群像』『闇の歴史、後南朝』『室町幕府崩壊』(角川ソフィア文庫)、『足利尊氏』『足利直義』(角川選書)、『南朝全史』(講談社選書メチエ)、『戦争の日本史8 南北朝の動乱』(吉川弘文館)、『後醍醐天皇』(中公新書)、『増補改訂 南北朝期公武関係史の研究』(思文閣出版)など多数。

「2023年 『足利義満』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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