コズモポリス [DVD]

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監督 : デイヴィッド・クローネンバーグ 
出演 : ロバート・パティンソン  ジュリエット・ビノシュ  サラ・ガドン  サマンサ・モートン  ポール・ジアマッティ 
  • 松竹 (2013年10月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105067271

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コズモポリス [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 散髪のために床屋を目指すリムジンの車内にて、若き天才投資家とそこに偶然乗り合わせた知人たちが資本主義経済の虚構性や刹那性について難解で空虚な会話をただただ繰り広げていく。 

    データだけで実感の持てない現代社会における相互理解不全や、退屈さ、孤独についての会話が印象的。総じて難解で全てを理解することはできないが、ガソリンを身体にかけて焼身自殺した男を車内から眺めて「目新しくない」と切り捨ててしまえる酷薄さは確かに僕の中にもあるのだと思う。主人公が最後に訪れる部屋でのとある男との悲しいほどに噛み合わないが逼迫した会話は泣けた。

    バランスを愛していると語りながらメディカルチェックで「前立腺が非対称」だと言われ、右側だけ髪を切られ、左手を撃ち抜き左右非対称となる主人公。外界で起きる暴動からそこだけ切り離されたようなリムジンの車内。向き合わないで会話をする男たちなど、暗喩的なシーンが多かった。誰かから知らない言語で必死に何かを訴えかけられているような、そんな切実な印象があった。

  • リムジン内で誰だか分からん人が、哲学的なことばかり
    会話にもなっていないやりとり。何度も寝てしまった。
    主人公の表情が気持ち悪い。ながら鑑賞へ。
    最後もだらだら暴力とは?と語りだし驚いた。ひどい。

  • 言いたいことはすごくわかるし同意できるけどストーリーとして論理的にビシっとハマる感じではなくて、ぼやーっと観念的、抽象的な映画でした。
    クローネンバーグはこういう映画ばっか撮って大丈夫なのか?と若干心配になりましたけど、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』みたいなわりとわかり易いのもやってるから良いのかしら?
    他のクローネンバーグ作品と比べて一番近いのは『クラッシュ』なんじゃないかなあという気がします。今回も小説原作なんですけど、ただあれJGバラードだったし『クラッシュ』の方がストレートにわかりやすかったなあ。
    しかしこの監督の多作ぶりにはびっくりします。同じデヴィッドでもリンチの方は映画からちょっと離れてるので好対照ですね。

  • フェティッシュなグロ描写、身体を変形させる暴力描写、が単なる描写を越えてテーマとなっているところに、クローネンバーグの作家性があると思うのだが、
    本作はいまひとつ。
    「危険なメソッド」は舞台が好きなので別格だが。

    身体性の喪失、暴力の内面化、という考え方はできる。
    主人公のように蔓延する暴力を見ても目新しくないからと簡単に切り捨てられる、すべてはテレビ画面に映る他人事。
    資本主義の頂点にいるのに生の実感がない、ちょっとやそっとの刺激では何も感じない。
    つまり主人公は現代を生きる我々なのだ。と。

    しかしそんなこと、もうわかりきったことだ。
    痛みで生を再確認なんてすでに陳腐。
    難解というよりむしろわかりやすすぎてつまらないし、
    台詞劇にしたのも敗因か。さむーい村上春樹みたいな。
    映像表現で見る側に直接越境してくるような、映画体験をしたかった。
    そういう体験を何度もさせてくれたクローネンバーグだけに、物足りない。
    この作品は本で読んで落とし込むべきかも。

    ただ、左右対称を望んでいるのに前立腺が非対称と言われてから、部下の片方を殺したりパイを顔の片側につけっぱなしにしたりと、妙に非対称が気になる演出は少し面白い。
    また、本作で改めて「ホーリー・モーターズ」の良さが再確認できたのも小さな収穫。

  • 字幕: 松浦美奈

    殆ど予備知識なく観始めてびっくりした。そもそもクローネンバーグ作品はビギナー・レベルだし。

    主人公のリムジンに、彼と関係のある人たちが乗り込んできて、哲学的な会話を交わしながら、彼を取り巻く環境がじわじわと不可逆な方向へと動いていく…らしいことに気づくまで、着地点が見つからず戸惑った。
    とは言え、意外な展開とテンポで、退屈しないどころか、引き込まれた。

    これは原作を先に読むべきだったかもしれない。(そしてこれは映画よりも舞台の方が合うような気もする。)

    ただ一つ、欲を言うなら、これだけいい役者を揃えていて、ジアマッティというのが…。いや、彼もいい役者なんだけど、この役にはちょっと物足りなかった。個人的に。

  • なんぞこれ

    退屈・くだらなさすぎるでしょ
    途中挫折しかけたし内容何にも残ってないわ

    とりあえず車の中(パッケージと同様のシーン)エンドレス過ぎて、

    「あ、映画って長時間なのにこういうのでももつんだ」
    と誤った感心したわよ←

  • なんかエンディングの音楽が異常にいい。トレント・レズナーっぽくて。

  • 個人的にクローネンバーグ作品は波が大きいと思う。そういう意味ではこの作品は面白くない波だ(笑)。最初は個性的だなと思ったリムジンの中での密室劇も中盤でダレて飽きてしまう。やっと外に出たと思ったらまた密室劇だし。資本主義の歪みを描くにしても熱量不足な印象。低予算だけにやむなしか…。

  • 2012年に映画館で見た。すごく面白かった! 最初は車の中にいる主人公が外に出てどんどん汚れていくのがいい。色々な理解、意思、主張、論旨がつめこまれている。情報量の供給過多に酔っちゃいそうだけど、それが痛快。

  • ロバート・パティンソンの起用は皮肉が利いていて面白いけども、座って喋ってるだけで2時間もつ俳優ではないという問題はある。

  • クローネンバーグ監督の新作ということで視聴。前作を見逃しているためにクローネンバーグ監督の変遷がわからず混乱。このようなタイプの映画を撮るのが今の映画界重鎮のトレンドなのかと、リドリースコットの映画も頭をよぎりました。原作があるようですが、そちらも読んでいません。禅問答のようという言葉が合う哲学的な映画ですが、前立腺検査の表情で噴出してしまいました。歪んだ形、アンバランス、前立腺が答えである。難解であり考察が必要な映画です。

  • 若き大富豪がリムジンで床屋に行く途中で
    なんやかんや難しい話してるかと
    思えばセックスばっかりしてる。

    理解しようとしてもできない
    会話が右から左へぽーん!と抜けてった

    前立腺調べられながら小難しい話するシーン
    シュールすぎる

    とゆーか変態やないか!

    あらゆる女とやっても
    婚約者とはできないとかかわいそ

    セックスのにおいさしてちゃそりゃだめだわな

    最後もどうなったんあれ
    眠くならずにずっと観れたから不思議だ。
    意味不明な夢を見てる感じだった。

  • めちゃめちゃ哲学的な映画。
    28歳にして超富裕層になり、何一つ不自由無い主人公が、「人民元」の暴落で堕ちていく様を『会話』や『表情』のみで描く作品。

    資本主義に関して提言のみ読み取れる映画ですが、非常に難解です。
    ひたすらリムジン内での映像。

  • 難しすぎた。
    哲学的で叙情的で芸術的。そして答えの見いだせない禅問答のような難しい内容だった。
    リムジンの中で人に会い世界の動向を知る。
    リムジンの中から世の中を見る。ネズミを投げつけ合っている人びとや炎で包まれている遺体が映る。世界恐慌や不衛生さを想像させる。
    それなのにリムジンの中はハイテクで、色白のロバートパティンソンがサイバーで大金を操る。
    一夜にして大金を失い、新妻を失い、そして健康に不安を覚える。
    自暴自棄に陥っているのは大金を失ったことが原因だったのだろうか?彼は前立腺が非対称と診断される。このことが彼に相当な影響を及ぼしているように思う。
    不可解な行動を起こす主人公の演技は難しかったと思うが、ロバートパティンソンはうまかった。精神異常者のように目もうつろで、それなのに拳銃をもって路地道をリズミカルに歩くアンバランスなシーンは彼ではこそだ。
    この映画の評価は真っ二つに割れるだろうな。
    ロブファンとしてはトワイライトのような美しいロマンス映画に出てほしいところだが、今回は彼の演技力を高く評価して5つ星。

  • 頑張れず序盤で寝た

  • 相変わらず難解過ぎます…全く意味わからず…まるで禅問答です。

  • 本作でいちばん印象に残ったのは、俳優の肌の滑らかさ。主人公とその妻の肌の滑らかさ。傷ひとつない。まるで人形のようなその異常さ。

    40歳をすぎて人生があまりに現実的すぎることに気づいたと娼婦役のジュリエット・ビノシュは言う。

    若き富豪である主人公は世間知らずな少年で、「元」の動向を読み間違ったのをきっかけに破滅へと傾く。たった一日の出来事が描かれているものの、いろいろと気づくことがある。
    そしてある危機に巻き込まれることになるのだが・・・。
    本作で結論は出されていない。破滅の物語でありながら、そこが唯一の救い。

  •  ものすごく哲学的。
     病んだ大金持ちが自分自身の存在に疑問を持ち、放蕩する様を描くが、終わり方がなんとも言えない…

  • ( ・_・) 奇才David Cronenberg監督。若くして巨万の富を得た主人公の苦悩と堕落を不思議な世界観で描く。監督らしい美しい映像やカメラワークはいいが、ストーリーが内省的でやや退屈。ラストの描き方はいい。

  • 「共産主義の幽霊」から、「資本主義の幽霊」へ。

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