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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (509ページ)
感想・レビュー・書評
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緻密な資料分析とエンターテイメント性がうまく調和していると思います。この本はすごくおもしろかった。資料の考証が冗長に感じる部分もありましたが、忍びものとしての戦闘シーン、人間模様、盛りだくさんの対策です。
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上中下巻の大作も、緊張感途切れる事なく読了。史実を元に、大胆な仮説として過去発表された家康三人説『史疑徳川家康事蹟』これが本書の着想とあとがきにあったが、隆慶一郎氏の圧倒的筆力により、真実味は更に増した。豊臣を執拗に追い詰め大坂の陣を誘発した秀忠と、ギリギリまで豊臣存続を探った家康(影武者:二郎三郎) 視点を変えると、ここまで歴史の見え方は異なるものかと。
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影武者徳川家康(上)のレビューご参照。
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隆慶一郎にハマったのはこの本がきっかけだった。関ヶ原の合戦で家康は殺された。権力に取り憑かれた秀忠は役に立たない。徳川方は味方を動揺させぬため家康の影武者を家康として立てる。すごい迫力。風魔衆と裏柳生も飛び交い、娯楽度満点。これが事実だと錯覚しそうな腑に落ちる感覚と痺れるほどのストーリーの面白さ。傑作伝奇歴史小説