コン・ティキ号探検記 (河出文庫) [Kindle]

  • 河出書房新社
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感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃に子供用の抄訳を読んでとても好きだった。この手の海洋冒険記が好きだった。ユーモアを忘れないタフな乗組員たちが素晴らしい。

  • 人生において何度か読んだほうがいい本だね。その時その時の年相応の得るものがある。

  • 小学生のとき、偕成社から出された「コンチキ号漂流記」を寝床で夢中になって読んだ。トビウオを食べる話、海水が浸透し浮揚力がなくなり筏が沈むのではないか、筏を組み立てている綱が切れるのではないかと乗組員が危惧する話、見たこともない深海魚が現れる話などわくわくしながら読んだのを今でも覚えている。日本に帰るたびにちくま文庫から出されている「コンティキ号探検記」を探したが、結局見つからず。今回の映画化を記念して、河出文庫から出版し、しかも電子書籍でも読めるようになった。
    これは感謝しなければならない。
    で、50歳になって読んみた。やはり面白い。6人が乗るのは船ではなく筏であるので、海に自然に浮かんでいる彼らと海の住人である魚との境界はないに等しい。したがい、いろいろな出来事に遭遇する。特にサメを釣り上げる話、ヤリイカが飛ぶ話、タコとの戦いなど、この年になっても楽しい。ヘイエルダールが証明しようとしたことは、その後の研究やDNA調査等により現在とは誤りとされている(ポリネシア人はアジアを起源として移民した人々の子孫であることが現在の定説)。それでも、この作品は実験考古学の優れたノンフィクションであり、娯楽性に富んでいる。ヘイルダールの若干気取った言い回しを差し引いても、読んで損はない本である。

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