- Amazon.co.jp ・電子書籍 (287ページ)
感想・レビュー・書評
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なんとなくフィクションの世界に浸かりたくなった。
しばらく小説なんてまともに読んでいないのだが、現実逃避したくなってKindle Unlimitedにあったそれっぽいタイトルをいくつかピックアップしたうちの一つだった。
青春ものを読みたくなっていたので、ぴったりだった。
青春というのは自分がそのなかにいるときは気づかないし、苦しいものだけど、大人になると懐かしいけど手に入らない感情のようなものを指すと思っている。
おそらく自分の現実の人生ではもう感じることのないだろう感情を思い出すことのできるフィクションというのはいいものだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
爽やかだ
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読了。珍夜特急が面白かったので、他の本も読んでみようと思い読み始めた。珍夜特急同様読みやすく、話の展開も面白い。
一応ライダーの話。閉鎖的な田舎の村にふらりと現れたバイクで旅する少女と、その村の若者達との一夏の出来事が描かれている。主人公の現在と過去の思い出が交錯しながら物語が展開していく。
最後の花火のシーンは良かったし、人は時間が経つと外見だけでなく考え方も変わっていくことを改めて気づかされる。
最後まで少女の旅の理由は明言されていないけれど、そこには読み手に想像の余地がある。主人公の青年は一歩前に進めただろうか? -
珍夜特急からの。初夏の一冊。
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ユーラシア大陸と南北アメリカ大陸をバイクで走破した筆者の恋愛小説。
バイク、ラブストーリー、田舎の世界観。
読んでいくごとにこの世界観にハマっていきました。
読み終わったあとに、なんともいえぬ甘酸っぱい青春を感じます。