ハサミ男 (講談社文庫) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 大どんでん返しで有名な作品だと後から知りましたが、何となくそんな雰囲気を感じながら読んでいました。
    そこまで感動するほどの作品では残念ながらなかったです。最後、もうちょっと真犯人がどうなったかを語って欲しかったかなー。続編になるのかしら?

  • 途中まで読み進めて行けたのだが、その後が、頭の中が混乱してしまって、最後はよくわからないまま終わってしまった。これは、何度か読み返さないと、わからないかも。

  • どんでん返しが評判のミステリー小説。
    ネットでネタバレを読んでから小説を読んだが、登場人物の視点が複雑でミスリードを理解するのに、かなり苦労した。

    ちょっと無理筋な部分も多々あると感じ、ミステリーとしてもそれほど面白くなかったため、星2つ。

  • 読み始めて既視感を覚えた。
    コレって……ひょっとして?
    第一印象のまま、予定調和のうちに読み終えた。


  • トリックはだいぶ早めにわかってた感じ。
    別に驚くようなこともないし、文章も読みづらかった

  • (Kindle Unlimited69冊目)

    ネタバレあり。

    「ハサミ”男”」という名称と、一人称が「わたし」だったので、性別をミスリードしたいのは明らかなんだよね…。なので、いくらなんでも、2人目の発見者について言及しなさすぎる….。
    ハサミ男視点はともかく、世間的、警察的には猟奇連続殺人なんだから、おふらんどに聞き込み行ってないのおかしいし。立ち寄った蕎麦屋でも写真くらい見せてほしい。
    トリックに淫しすぎて、警察を無能に描かざるを得ない典型になってしまっているのだ。
    よくできたお話ではあるものの、ありえないよなぁという展開、ラストがやや冷める。

    【ストーリー】
    ハサミ男と呼ばれる「わたし」は、3人目を狙っている時に、その標的が何者かに殺されているのを発見した。多重人格で自傷壁を持ちながら真犯人を探す「わたし」。
    ハサミ男事件を捜査する捜査官と刑事たちは、第一発見者の太った男の方だけを疑い捜査していく。

  • 美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作!

    もう一回読む。

  • 犯人のオチや殺害動機、
    終わり方含めてスッキリしなかった。

    話の後半はストーリー展開が急速に進み、
    一気に読んでしまう面白さはある。

    作中にでてくる
    「誰もが理由なく人を殺すとは思いたくない、裏付けや根拠を求めたがる」
    は、確かになと納得しました。

著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2022年 『殊能将之 未発表短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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