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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (158ページ)
感想・レビュー・書評
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名作。アニメのノベライズだということもあるけど、これ単体でも楽しめる。ただアクションなんかはどうしても軽くなってしまうので、やはり副読本的な位置づけは免れない。
とはいえ。
各キャラクターの心情描写のディティールはかなり丁寧に(直接的に)書かれているので、アニメを観た人でも楽しめる。
ナオ太、マミ美、ニナモリだったり、あのへんのキャラクターの視点に寄り添って書かれる部分も大きいから、これを読んだことでまた原作を見返したときの発見もありそう。ただし、それでもやはりハル子の視点による描写がほとんど書かれないという、そこもとても良かった。
愛すべきゼロ年代。大人になることを、大人であることを誇りながら、ぼくらは生きよう。
"大人になって“子供であること”を失い、それでもまだ“限定された存在”である僕たち。
でもだからこそ限定された存在であることに胸を張りたいとも思います。
限定された存在であることはけして本当の豊かさを手にすることの障害ではない。"詳細をみるコメント0件をすべて表示
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