25時のバカンス 市川春子作品集II (アフタヌーンコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 貝に侵食される姉となんだかそれに翻弄される弟の話とか、高校生が男と生活する話とか、聞くと禁断の関係みたいな話ですがやっぱりドロドロはしてないです。

  • 人の体とか人の形をした何かがテーマになってる作品が多いです。そしてどれも、とても脆くて壊れやすく。繊細で澄んだ絵と、静かに進む話の感じがいいですね。

  • 表題作は近親相姦だったので直感的に苦手意識が先行してしまって残念な読後感に。幼馴染設定ならなー
    独特な世界観なので短編集として、まとめて読むと頭が混乱しますw面白いとは思うけどデッドエンド嫌いなんだよねぇ

  • 解散する深海生物の研究所の頼れるリーダーの乙女は、有給を取ることにした。
    海のそばの元灯台で、弟の甲太郎の20歳の誕生日を祝うという。
    珍しい生き物を撮っては乙女に見せる幸太朗に、自分を撮って欲しいという。
    研究材料の貝をたべたせいで、見た目は人間だが、貝になってしまったといい…。
    姉と弟、研究所の仲間たちの騒動を描いた表題作、

    土星の衛星・パンドラにある研究者への花嫁養成の女学院。
    有名な研究者で不安症の兄を持つ問題児のナナに、話せない新入生のロロがつきまとう。
    話さないのに心を通わせる二人は…。
    絶望的な閉塞感のある世界の少女たちの物語の「パンドラにて」、

    秀才の少年は先の見える自分に嫌気がさして、北へ逃げてきた。
    そこに街の人気者で謎の人物あいちゃんに拾われ、兄弟として匿われることに。
    ある日あいちゃんの秘密を知ってしまい…。
    逃避行と月の王子と謎の病とかりそめの兄弟の物語の「月の葬式」の3作。

    人間じゃない人が出てくる、不思議な非日常的な作品集。

    近親愛や同性愛がなんとなく漂う少女漫画的なところもある(ほのかな具合で)。
    正直文字多めだったり、わけわからぬ所があって、読み飛ばしたりしたが、雰囲気は味わえたと思う。
    こういうのが好きな人には熱い支持を得られそう。

著者プロフィール

投稿作『虫と歌』でアフタヌーン2006年夏の四季大賞受賞後、『星の恋人』でデビュー。初の作品集『虫と歌 市川春子作品集』が第14回手塚治虫文化賞 新生賞受賞。2作目の『25時のバカンス 市川春子作品集 2』がマンガ大賞2012の5位に選ばれる。両作品ともに、市川氏本人が単行本の装丁を手がけている。

「2022年 『宝石の国(12)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

市川春子の作品

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