クラウドからAIへ [Kindle]

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著者 : 小林雅一
  • 朝日新聞出版 (2013年7月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (256ページ)

クラウドからAIへの感想・レビュー・書評

  • AIに関する来し方、行く末が整理されており、
    言葉が一人歩きしがちなAIに関する正確な理解が醸成できます。

  • AIの歴史、全体把握と関連用語を知るのにとても役立つ本でした。
    例えもとてもわかりやすく、すぐに業務に活かせる知識を得られました。
    初心者はまずこれから読むといいと思います。

  • よくまとめました、という本

  • 最近よく耳にする「クラウドサービス」「ビッグデータ」。
    これらの先にあるAI技術は今どんな状況なのか。
    世界的大企業が狙っている未来はなんなのか?
    などなどをわかりやすく説明してくれている本です。


    昔、スティーブンスピルバーグ監督の「AI」という映画を
    同期と見に行ったことがありました。
    終わり方が悲しすぎて、私がしゃっくりあげて号泣し、
    もう1人の女子はおやつをポリポリ食べていたため、
    一緒に行った男子に「もうお前らとは映画行かない」と
    言われてしまいました。
    AIという単語で思い浮かぶのはこの思い出です。

    そんな映画の世界だった未来が、
    冗談ではなくすぐそこまできております。


    AppleもGoogleも、検索ポータルとしてのシェアを自分とこが1番になるようにしたいみたいなんですね。
    なぜか。
    ものすごくざっくり言うと、今のAI技術は大量の情報をもとにしていて、それをAIに投入することにより、AIの精度が増し、より高度なAIになっていくそうなんです。
    だから情報量は多ければ多いほど自分とこのAIの信頼性が増すし、精度も高くなる。
    で、AIで世界的な主導権を握ることができれば、IT分野だけでなく、ありとあらゆる分野でその技術を活用した製品やサービスを展開することができます。
    それを狙ってるんですって。
    ネットの情報をいかに多く集めるかが大事になるのだそうです。


    イヤーー。
    読んでる途中でなんだか近い未来が怖くなっちゃって読むのやめたくなっちゃった。。。

    例えば私は運転ができないので、自動運転の車ができたらすごく嬉しい。
    でもそれが普及したら運転手という職業はなくなってしまいます。

    例えば私は英語が話せないので、精度の高い同時通訳機器ができたらすごく嬉しい。
    でもそれができたら世の中に翻訳業という職業はなくなってしまいます。

    例えば介護ロボットができたら今までヒトがやっていた仕事の一部はロボットに変わられて、介護職の求人は減ってしまいます。

    教師によって教え方や指導方法に違いがでてしまうから、知識を教えるには教育用ロボットを使いましょう、
    という発想になることも大いに考えられます。
    教師の総数が減るかもしれません。

    高度なAIを搭載したロボットは、うつ病などの患者を慰め癒すことができるんだそうで、実際実験でも多くの患者がロボットと気付かず癒されたそうなんです。
    ヒトに相談するよりロボットに相談する方が人の心を救ってくれる、なんてことになるかもしれません。


    近い将来、AIをベースにした技術やロボットがありとあらゆる分野に進出してくるので、
    ありとあらゆる職業人に働き方の変化を強いることになるでしょう。

    ヒトは一体何をして生きていくんだろ。


    ポジティブに考えれば、「人は都度、時代に沿った新しい仕事を見つけていくからAIが普及しても職を失うなんてことはない」という見方もあります。
    その分ヒトにしかできない仕事をするだろうと。

    確かに知識豊富でアクティブでコミュニケーション力もあってバイタリティ溢れる人なら、
    そういう新たにできた仕事についていくことができるんだと思うんです。
    でも世の中にはそうじゃない人も、半分かそれ以上はいるわけですよ。
    例えば勉強も苦手だし、体力もそこまでないし、コミュニケーション力もそんなにない。
    でも運転はできるからタクシー運転手になってる、っていう人も世の中にはたくさんいるはずなのですが、
    じゃその人がタクシー運転じゃない新しい時代の仕事について器用に生きていけるのかしら。

    まぁもちろん生きていけるヒトはいるんだろうけど、そうじゃなく困窮していくだけのヒトもたっくさ... 続きを読む

  • 昨今注目を集めている「ビックデータ」や「自動運転」の基盤となっているAIについて、その実態・歴史・価値・今後の社会に与える影響をわかりやすくまとめた一冊。

    かつて流行していたエキスパートシステム等のルール・ベース(自然言語の法則をコンピュータに覚えさせる)のAIと異なり、現在の検索エンジン等に使われているAIは確率・統計的なアプローチ(膨大なデータからコンピュータが自然言語の法則性を学習する)が用いられている。

    この確率・統計的アプローチも、人間の思考をより正確にトレースする事に対しては、いずれ行き詰まりことは予想されており、最新の技術では、人間の脳の学習過程を模擬したニューラル・ネットワークを用いたアプローチがとられているとのこと。

    AIというと、個人的にはSFのイメージを想起してしまい、人間と同等の知性を実現するものと考えてしまっていた。
    現在のAI研究はそういったものとはちょっと異なり、人間の思考・言語をコンピュータがより正確に理解し・応答するためのインターフェースを作ろうといる。

    何故このインターフェースが今後の社会に重要かと言えば、主に以下の3点か。

     ・ネット上の膨大なデータを処理し、意味ある情報を取捨選択してビジネスチャンスとするため。
     ・直接的にコンピュータが人間と対話し、何らかのサービスを提供するため(介護ロボット等)
     ・コンピュータが膨大な環境情報を処理し、元来人間が行ってきた処理を代替えするため(自動運転等)

    本書を読んで、AIの可能性の広がりを認識することができた。この技術は社会的なインパクトが非常に大きく、コンピュータのOS以上に基盤となるものだと感じる。

  • コンパクトにまとまっている。

  • 幾度となく冷や飯を食わされてきたAIが、機械学習によって息を吹き返す様子を活写する。

  • 人間よりも賢く論理的に思考するAIと、ひたすら自律的・効率的に作業するロボット。それらが日常生活の中にじわじわ浸透し続けた結果、その先にはどんな風景があるのか?誰も完全に制御できないままに技術だけが先鋭化していくという意味では、原子力の扱いと同じくらいのヤバさをビリビリ感じる。

  • 統計学の便利さというか強さは半端ない。
    ビジネスは強い。
    AIがアンドロイド、エクセル、ユニバーサルサービス、インフラ、といったものになれば、ほんとに世界が変わる。

  • 今後のキャリア考えるのに参考になった

  • どこまでも人間的な思考を追求するのか、ビッグデータで統計的に処理するのか

  • googleが自動車開発に乗り出す裏にはビッグデータを基盤としたAIの急速な進化と、ビジネスの主導権争いがあることがよく分かりました。今後、米IT企業の戦略を見るうえでの視点が増えました。それにしても、AIが凄まじい進化を遂げていることに驚き。

  • この本の素晴らしい所は、「AIとは何か」をだらだらと書き連ねているのではなく、
    AIを通して、ビジネスの主役たちが何を狙っているのか、また私達がAI時代に備えて考えるべきことは何なのかについて詳細に語っている点だ。
    ・コミュニケーションの意味とは
    ・我々人間の価値とは
    ・産業革命とAIの革命では何が異なるのか

    文系理系関わらず、これからの社会を視るためには、読まなければならない一冊だろう。

  • AI(artificial intelligence;人工知能)の発生との発展の歴史、そして現状と進化の方向性について解説されている。
    アップル・グーグル・フェイスブックが台頭するこの世界のインターフェイス

    現在のAIは「ベイズ理論」と呼ばれる統計・確率的な手法に基づいており、人々の意識の有無にかかわらずネットに浮遊する大量のデータを消化・吸収することによって、AIがさらなる進化を遂げている。
    一方、ウエブ上の情報が爆発的に増大すれば、欲しい情報よりも、それ以外のノイズの方が圧倒的に多くなってしまうのだが、そこからヒトの意図することを理解し選び出してくれるにはAIが必要となる。
    ビッグデータとAIは共生関係にある。

    グーグル会長のエリック・シュミット氏のコトバが引用されている。『文明の始まりから21世紀初頭までに生産された情報量は約5エクサ・バイト(エクサは10の18乗)だが、これと同じ情報量が現代社会ではたった2日間で生産される』とのこと。

    攻殻機動隊ではないが、情報の海から生命体(知性)が発生するのも無理刈らぬコトだと感じているし、定義によってはすでに存在しているといってもいいのかもしれない。

    AIをどう定義するのか、また、当初楽観視していたAI開発においての流れがコンパクトにわかりやすくまとめられて、楽しく読めた。

    また、現状と未来においてビッグデータとどのように付き合っていくべきか、課題もあり希望もあり(おそらくヒトを止めることはできない)、AIに対する新たな視座を与えてくれる本だった。

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    【内容(「BOOK」データベースより)】
    しゃべるスマホ、自動運転車、ビッグデータの解析―。共通するキーテクノロジーは、AI=人工知能。人間が機械に合わせる時代から、機械が人間に合わせる時代への移行は、ビジネスにどのようなインパクトを与えるのか?クラウド以上の変化を生む、AIの未来を読み解く。
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    【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
    小林/雅一
    1963年、群馬県生まれ。KDDI総研リサーチフェロー。東京大学大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てボストン大学に留学しマスコミ論を専攻。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭をとった後、現職
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    【目次】
    はじめに
    第1章 なぜ今、AIなのか?
    ──米IT列強の思惑

    第2章 “知性"の正体
    ──AIの歴史から見る、進化の方向性と実力

    第3章 “知性"の正体
    ──AIが生み出す巨大なビジネス・チャンス

    第4章 “知性"の陥穽
    ──AIにまつわる諸問題

    おわりに
    「メルツェルの将棋差し」から「ワトソン」までの時間
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