- Amazon.co.jp ・電子書籍 (404ページ)
感想・レビュー・書評
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読了。さだまさしさんの短編小説4作品。どれもさださんらしい小説。4作品とも家族との関わりを考えさせられる。さださんの小説は、言葉が優しく描写が細かく読みながら風景が思い浮かぶ。
どれも辛く、哀しくも、心が暖かくなる話。
息子と母、嫁と義父、娘と母、息子と父。
家族でもきちんと言葉にしなければ伝わらないこともある。 -
電子じゃないんだけどね。探せないから。
2度ほど読んでいる。
薦めて面白かったということだったので登録します。
第三話がよかったらしい。 -
失明した瞬間に、失明するという恐怖からは解放される・・・。多くの寺院がある長崎の町が舞台です。仏教の思想の中で、人が今を生きる力を与えてくれます。
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9月の課題図書です。
さだまさしと聞くと「あーあーああああー♪」って歌っている部分しか思い出せません。北の国からの人…?
それはさておき、どれも凄く良いお話でした。
特に私が感動したのは2つめの短編、フィリピン人妻と姑の話です。
人種で人を判断しない大切さ、ここは日本だから日本人がいつでも正しいみたいなそういう考え方がいかに程度の低いことか思い知りました。
日本人よりも日本人らしい外国人だってたくさんいます。
姑が最後にフィリピン人嫁に言う秋桜の話が凄く心に沁みました。
一見、自分だけに厳しく当たられているように感じる厳しい人がいますが、それが時には愛情深いからこそだったりする人もいるのだなぁと自分の考え方や捻くれていた感情を反省する機会になりました。
全体的にストーリーの流れは似ていますが、起承転結がはっきりしていて読みすすめやすかったです。
表現が綺麗だとか上手いだとかそういうのは特に感じませんでしたが、普通の文章で映画を見ているようなテンポの良さはとても良かったです。