- Amazon.co.jp ・電子書籍 (240ページ)
感想・レビュー・書評
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経済のことは知っているけれど本質的な理解が足りていない私にとっては非常に良かった 。
もう少し深く書いて欲しいところのあったが、それはこの本役割りではないのだろうとおもう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミクロ経済学をさらっと理解でき、しかもそれなりに深い内容。株や経済に興味がある人のみでなく、すべてのビジネスパーソンにお勧めしたい。マクロ編と併せて読むとなおよい。
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経済学の入門書の中で人気があったので購入しました。
「市場は、かぎられた資源を配分するための非常によくできたしくみである」という一節があります。
本書では、経済の基本となる、需要と供給に関して再確認し、弾性力という考え方を初めて知ることができました。加えて企業の競争とそれにまつわる問題点について触れ、市場の上手く行かない側面も知りました。
また、個人的に資産運用についての項目があり、内容は複利や流動性、投資など知っていて当然と言われそうですが、興味深く読めました。
文章は池上彰の書いたものではなく、ティモシー・テイラー氏の著書を訳したものということですが、本の題名通り一番人気だけあって、経済の話に拒否反応が出る自分でも読みやすく、初めて経済学を学ぼうと言う人にお勧めです。 -
kindleの半額セールにて
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企業に勤めて事業の一端を担う、さらには日常生活の中でモノを買ったり、貯金したりする。
そんな経済活動を日々、行っているのに、その仕組みをよく理解できていないな、と反省しています。
なので気づいたときに、経済の仕組みに関係する本を、読むように心がけています。
この本は、スタンフォード大学で行われた経済学入門の講義を、書籍化したもの。
”ミクロ編”と”マクロ編”の2冊構成になっています。
このミクロ編ではまず、「経済学とは何か」という基本的問いかけから始まります。
そして家計と企業の間には、「財市場」「労働市場」「資本市場」の3つの市場があるとし、それぞれの市場の特性を解説しています。
その上で、”競争と独占、そして規制”、”外部性”、”格差”といった、関連する現象、考え方を説明する、という構成になっています。
まず参考になったのが、「3つの市場」の部分。
これまで経済というと、「財市場」についてばかりをイメージしていましたが、このような形で労働・資本についても説明されると、今までは経済の一部分だけを考えていたのだなあと、反省させられました。
後半については個々の事象説明になっているので、関連や全体性を理解するのは難しいのですが、特に”弾力性”、”規制”、”外部性”といった話については、これまでのあいまいな認識を、きっちり整理してもらえたなと、感じました。
本書冒頭の引用、「だまされないために、経済を学ぶのだ」という言葉が、読み終えてみると「なるほどな」と腑に落ちる、そんな一冊でした。
続けて「マクロ編」も、読んでみたいと思います。