天使の分け前 [DVD]

監督 : ケン・ローチ 
出演 : ポール・ブラニガン  ジョン・ヘンショー  ガリー・メイトランド 
  • 角川書店
3.32
  • (10)
  • (29)
  • (53)
  • (13)
  • (1)
本棚登録 : 206
感想 : 40
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111245052

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ウィスキーの本に出ていてずっと観たかった映画。
    登場人物が前科者の人ばかりということもあり、前半がとにかく暗い。暴力と罵詈雑言で気分が暗くなってくる。
    最後は恩返しもして少しいい話になるが、結局盗んだ結果やんとか、逃げただけやんとかポジティブな終わり方でもなかった気がする。
    途中の蒸留所の風景がステキで、みんな美味しそうにウィスキーを飲んでいたのが印象的だった。CM映像が一番良かった。

  • スコットランドのグラスゴーで暮らすロビーは
    暴力に明け暮れる青年。

    暴力事件を起こし社会奉仕活動を命じられることになるが
    そこで指導員のハリーと出会うことで徐々に正しい道へと
    進んでいくようになる。

    ロビーの隠れた才能を見つけたハリー。
    貧困と暴力の連鎖から抜け出すための一発逆転。
    ささやかな人生に幸あれ!って感じでしょうか。

  • パッケージにあった「ウイスキーの才能に開花して」みたいなのにたどり着くまでの「僕たちこんな境遇なんです」が長いので、なんだかダマされた気分ではあったが、「グッド・ウィル・ハンティング」に「トレインスポッティング」と「フーリガン」を足して割ったような感じで地元の若者を描いた映画としてはなかなか面白いものでした。仕事を得るには犯罪を犯さなきゃならないのね、大変だね。
    周りの助けてくれ方も含め、青年は彼女と子どもができると変わるのだ、というわけですね。ロマンですねぇ。

  • 問題を抱える憎めないバカ達が進める非効率な話が面白い。

  • 字幕: 太田直子

    ケン・ローチだからなのか、ロケーションだからなのか、テンポが独特。
    それにしてもScottish難しい…。

  • スコットランドの貧困層出身のロビー(ポール・ブラニガン)は傷害事件を起こすも禁錮刑を免れ、社会奉仕活動をする罰ですむが、恋人レオニー(シヴォーン・ライリー)の出産に立ち会えず、出産直後に会いに行くもレオニーの家族の妨害にあう
    教育も教養もないまま父になるロビー
    そんなロビーを親身に庇ってくれる社会活動の監督ハリー(ジョン・ヘンショー)が自身の趣味のウイスキーを楽しみ方を教える
    自国のスコッチとその背景を教わり興味を示し、鼻も聞くことに気が付くロビー
    あるウィスキーの会で幻のウィスキーがあることを知るロビーとその仲間たち
    ソレを手に入れ一攫千金(やっぱり犯罪傾向が強い)
    そしてよその町で就職もできたら、妻と子と新しい人生が送れることが出来るかもしれない
    ロビーは人生の再出発をすることが出来るのか!?
    馬鹿の友人は馬鹿のままなのか!?

    暴力傾向が強く、麻薬も常用していた青年を主人公にしたら急に善行善人にしないところが興ざめしないところ
    友人たちも笑える馬鹿を用意してるので最低な社会のドラマになるところをコメディになってるので安心して最後まで観れる
    逆にいうとシリアスな設定で進行してるドラマが夢の様な終わり方で納得しない人もいるかもね、かもね、ソーかもね
    タイトルが「天使の分け前」なんだから「シリアス設定で終われよ!」って人は観んなよ。わかんだろって感じ
    主人公ロビー演じるポール・ブラニガンは昔のナインティナイン岡村をかっこ良くした感じ

    The Angels' Share (04/12/'14)

  • 蒸留所の様子が美しくてよかった。
    ラストで主人公が仕事を得る過程がずる賢くて、
    この辺りの展開はハリウッド映画じゃありえないだろう。
    でもそこがこの映画の魅力でもある。

  • アメリカ映画と較べながら観ると面白かった。まず、英雄はいない。主人公は犯罪に懲りておとなしく家族生活を営むのかと思いきや、再び犯罪を犯す。その理由は、「気づかれなければいい」。また、かすかに希望の感じられる結末だけれども、ふたたび堕ちていく可能性も充分に感じられて、これでこそイギリス(スコットランド)、と思わされる一作だった。

  • 中盤までは好意的なイメージで観てたんだけどね……。
    それ以降は「え、結局盗むんだ?」というモヤモヤした気持ちに。
    あえて「ありがちないい話にはしない」という手法を取ったのかもしれませんが。うーん。ハリーさんは主人公からのあのプレゼントを、本当に喜んでくれるのだろうか。
    キルトでの変装シーンや台詞の言い回しなどはとても好きでした。

  • 予告編をみて借りてみた。ウイスキーのテイスティングで成功する話かと思っていた。
    盗みで新しい生活のきっかけをつかむ、というのはどうかなぁ…とは思ったけれど、最後は映画らしくハッピーエンドだったから、まぁそれもいいか。

著者プロフィール

映画監督。
1936年、イングランド中部・ウォリックシャー州生まれ。「キャシー・カム・ホーム」で初めてTVドラマを監督、『夜空に星のあるように』で長編映画監督デビューを果たし、『ケス』でカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭グランプリを受賞。その後、世界三大映画祭などで高い評価を受け続けており、カンヌ国際映画祭では『麦の穂をゆらす風』『わたしは、ダニエル・ブレイク』の2作でパルム・ドールを受賞。

「2020年 『家族と社会が壊れるとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×