光媒の花 (集英社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 「本を閉じたときは、十秒でもいいから口もいっしょに閉じて、自分が何を読んだのかを考えたほうがいいの」

    いい言葉だなと思いました。これからそうしよう。

  • 1つのお話中の脇役が次の話の主役になるので、一人のキャラをいろんな方向から知ることができるのが面白かった。
    読み進むにつれて話の暗さがだんだん和らいでいって、「光」に関する話で終わりを迎えるのはうまいと思った。

  • 力のある作家だと思う。ただ自分の好みの的を上手に外しているだけなんだと再確認。

    後ろ暗い秘密を抱える人々の短篇集+各話のキーマンが次の話の主人公。なので短篇集だけど、とても切りの良い長編として読めた。登場人物も多くないので、短篇集にありがちの「人物像がつかめない」や「キャラがかぶる」のがない。良い。

著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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