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感想・レビュー・書評
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いろいろな宗教を横並びで比較しているので、違いが見えてくる。このような便利な本はなかなかないのでは。もう少し深く知りたくなった。
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宗教と現代社会の関係性なんかを知りたくて読んだ本。微妙だと感じる部分もありましたが、講義調で全体的に読みやすく、中国等は特に面白かったです。
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わかりやすかった。
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ゆかいな仏教シリーズで言及のなかった、日本の仏教についても触れる。
その流れは中国の仏教を受け継ぎ、原始仏教とは程遠いものになってしまっているのである。
日本の仏教は鎌倉時代から進歩がないというのもその通りである。 -
【由来】
・図書館の新書アラート
【期待したもの】
・やはりシリアとイスラエル
【要約】
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【ノート】
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キリスト教、仏教、イスラム教…。宗教を理解することは、その地域の成り立ちを知ることにもつながる。著者が大学で行った講義を、その雰囲気のまま本に落とし込んだ一冊。
「宗教って何だろう?」という疑問があったので読んでみた本。退屈はしてしまったものの、新しい発見がいろいろあって興味深かった。例えば、キリスト教は来世に期待を懸ける「未来」思考の宗教なのに対し、儒教は何より「過去」を重視する。宗教というとみんな一律で「神を信じる」ことを大切にしているようなイメージになるので、面白かった。また別の本を読んでみようかなと思わせられる。 -
わかりやすい!
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読みやすく分かり易い入門書。
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Kindleで間違えて購入しちゃったらしい。ぱらぱら流し読み。
「ビジネスマンなら宗教を学びなさい」とのことで、世界の主要な宗教について、そしてそれが現代社会にどう影響したのかを解説。
慶応の丸の内シティキャンパスでの講義録なので、全体的にまとまりがないこと、かなりざっくりした内容であることはしかたないとして、それでもちょっと物足りない。
ひとつは、各宗教の特徴をそのまま現代の国民性や政治制度に接続してしまっていることら。もうひとつは、各宗教がそれぞれ別個に解説されるにとどまり比較や総括が皆無であること。
とくに前者については、ある宗教の特徴を原因、現代のなんらかの性質を結果という形で安易に繋げすぎている。宗教と現状とはそう簡単には接続されず、他の多くの変数が関わり長い経路を経て関連するはずのものではないのか。その間をすっ飛ばして宗教と現状とを繋げてしまうのは乱暴に過ぎる。
こういう新書を読む意識高いビジネスマンの常として、結構簡単に答え出して納得してしまいがちな気がする。なので、こういう途中の経路も変数もすっとばしたものを読んで、だから中国人は…とからだからアメリカ人は…とか安易に言い出しそうで、それはまあ面倒な話だなあと。ビジネスマン向けにとやさしくしたのだろうけど、ビジネスマン向けであるからこそそのあたりは慎重にすべきだったのではないか。