ガダラの豚 III (集英社文庫) [Kindle]

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著者 : 中島らも
  • 集英社 (1996年5月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (297ページ)

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ガダラの豚 III (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • おもしろかった。

  • 読み終えずに眠れない

  • 3巻は舞台が日本に戻る。これまでにくらべると超能力的な要素が大きく、好奇心を満たしてくれるような要素は少なくなっているのが残念。それでも、読者をひきつけるだけの力はあるように思う。

  • ガダラの豚第三巻。

    通訳のムアンギ、テレビクルーたち。6人もの犠牲者を出して大生部は娘を取り戻した。「バナナのキジーツ」の志織を奪いに呪術師バキリは東京に来ている。番組関係者の回りでは次々奇怪な事件が起こる。司会者嬢の惨殺、清川の変死。元・プロデューサーの馬飼は大生部一家と大呪術師バキリが対決する生番組を企画した。光と影、呪いと祈り。テレビ局の迷路でくりひろげられる世紀末スペクタクル大団円。(「BOOK」データベースより)

    一巻のインチキ新興宗教、二巻のアフリカ探訪と比べるとちょっと失速してしまった感のある三巻。一巻、二巻と非常に丁寧なのに、ここへ来てちょっと急ぎすぎたか。この部分にもうちょっとボリュームをさいて丁寧に描写しても良かったんじゃないかなぁ。
    といいつつ、清川がなぜダウジングの棒をあのように用いて攻撃しなければならなかったのかも、大阿闍梨が出てきてようやくわかる。
    とぼけた風味なのに計算されつくしてるストーリーが上手い。(しかしこの日本語ソフトでは「阿闍梨」が一発変換できないのにはまいった。なんてバカなんだ・・・。)

    終盤はどうしようもないアル中父さんが大活躍。最初からその能力を発揮しておけば、こんなに死人が出なくて済んだのに。でも最後の最後でこの馬鹿馬鹿しさ。らもさんらしくて良いよね。

    なんだかんだで十分楽しませてもらったので、星4つ。こういう作品、もっと書いてほしかったな。

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