海と大陸 [DVD]

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監督 : エマヌエーレ・クリアレーゼ 
出演 : フィリッポ・プチッロ 
  • 角川書店 (2013年11月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111245069

海と大陸 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • イタリア南部シチリア島よりさらに南に位置する地
    中海の小島リノーサ。
    家業の漁業が衰退する中、二年前に父を海で亡くし
    た20歳の青年フィリッポは、漁師生活に誇りを持つ
    祖父と島を捨ててまで息子と新生活を送りたいと願
    う母との間で揺れ動く日々を過ごしていた。
    いつものように祖父と漁に出たフィリッポはアフリ
    カからの危険を冒して海を渡ってきた難民と遭遇し
    妊娠中の女性サラとその息子を匿ってしまいます。
    地中海に浮かぶ小さな島を舞台に漁師の家に生まれ
    た青年が時代の中で衰退する漁業や増え続ける難民
    といった現代イタリアが抱える問題に直面して葛藤
    する姿を美しい映像で活写した青春ドラマです。
    色々考えさせられた映画でした。
    海の映像がとても美しい映画です。

  • ☆☆☆☆☆
    地中海に浮かぶ小さな島リサーノ島で暮らす家族の生活にヨーロッパ世界の欲望のしわ寄せが迫ってきて様々な変化をもたらすことを描いた作品。

    漁師の子どもとして生まれ、父を漁で亡くしたヒィリッポはお爺ちゃんと漁をして暮らしていたが、長年使ってきた船もガタがきて使い物にならなくなる。それは、フィリッポの家族だけでなく島民全体に突きつけられている「漁を辞めて、観光事業へ」衣替えを勧める問いだった。
    リサーノ島には、ヨーロッパ中から観光目当ての旅行者が訪れ、島がレジャーランド化している。その状況に敏感なフィリッポの義兄もそれに順応しビジネスを広げていた。
    ある日母も決断し、自らの家をリゾート客に向けてレンタルハウスとして貸し出すことを決意し、フィリッポも島内観光など母に協力していくようになる。
    だが、かつて歴史の進行が大陸と比べるとかなり穏やかだったこの島に歴史の進行の遅れを取り戻すかのような時計の針の進行は島民世代間のこれからの行く先の軋轢を生むこととなる。
    それに加えて世界の波は“アフリカからの難民”を連れてきたのだ。
    フィリッポがお爺ちゃんとその友人との3人で漁をしているとき、ボートに鮨詰め状態のアフリカ難民に遭遇するのだ。リサーノ島の法律では、難民を救助してはいけない(たとえ溺れていても)という法律があって「黒い人を見たらそこから離れろ」ということになっている。でも、お爺ちゃんは“海の掟”に従って行動を起こすのだ。つまり、難民を救助してしまうのだ。
    そして、このことがヒィリッポ家のもうひとつの将来の大きな不安となっていく。

    助けた難民を大陸に連れ出そうという試みに戸惑っているお爺ちゃんと母親を振り切ってフィリッポは親子3人の難民を連れて漁船で海を渡ろうとする。
    フィリッポのこの行動の原動力になったのは、難民の親子に自分と母親の絆を期待し、観光客ラウラと2人で海にでて振る舞った黒人難民に対する行動への呵責があったのではないだろうか。

    これに近い感覚は少年時代の自分にも何度か通り過ぎていった記憶がある。
    2017/04/04

  • 人生はどこで過ごしても大変だ。
    リゾートでも同じだね。

  • DVDにて視聴。

    イタリア映画らしい重く深い内容でした。
    違法難民を助けてはいけないという法律と、溺れ死にするのを黙って見過ごしてはいけないという海の掟。その間で揺れ動く青年フィリッポの心理描写が複雑かつ繊細に描かれていました。子供っぽさと大人へと変わりつつある心情の揺れ動く様がリアルに表現されていて、真剣に魅入ってしまいました。
    はっきりとした終わり方ではないのですが、そこがまた考えさせられる終わり方で、見終わった後も暫く余韻に浸っていました。
    色々と考えさせられる映画でした。

  • 夜の海を難民たちが泳いでボートにしがみつく様は異様に怖かった。

  • イタリアのリノーサ島で漁業を営むプチッロ家だが、周囲は廃船にして島は観光業に力を入れていた。
    祖父エルネストと孫のフィリッポは漁に出た際に、
    アフリカからの難民ボートから海に飛び込んだサラと息子を助けて家に連れ帰るが、
    観光のイメージダウンになると島では難民の取締りが厳しくなっていた。

    海のシーンの印象が強く残った。
    エメラルドグリーンの海も出ていたけど、
    意外と地中海の海の色って深い青なんだね。
    日本にいると ごく稀にしかニュースで聞かないが
    これだけ多くの難民を取り扱った映画が作られるという事は
    海外では それだけ身近な問題なんだろうと思う。

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