悪魔の辞典 (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • Kindle Unlimited。
    昔読んだ本の再読。シニカルで面白い。

  •  このところの安倍友学園、いや森友学園に関する騒動を見ていてふとこの本を思い出した。ある言葉に定義が当たられているが、その定義がなかなか辛口だな。



     例えば、窮地(predicament)は、節操の報いとなっている。どこかの防衛大臣やあの私人もどきのファーストレディ―の顔が浮かんでくる。



     責任(responsibility)は、神、宿命、運命、運勢、または近所の人の肩へとたやすく移ってしまう離れ易い負担。占星術が行われていた時代には、星に責任転嫁するのが普通だったとしている。なるほど、責任はポテトチップス並みの吹けば飛ぶような軽さなのか。



     あの理事長の独演会を見て、話すとはいったい何なのかとふと思った、悪魔の辞書には、話す(talk)は、目的のない衝動から、誘惑もないのに無分別なことをしてしまうと書かれている。



     大臣(minister)に関しては、かなり大きな権限をもっているが、責任が比較的軽い代行者とある。あの人も責任がミリ単位の薄さなのかな。それでは困るが。




     今回の本が最初に発行されたのは昭和50年で、今手に持っているのは平成5年の38版。それなりに需要があるのがわかる。

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