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感想・レビュー・書評
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中国残留孤児の話しで、日本人差別で子供の頃から苦労して育ってきたが、やっと中国人として認められてエンジニアとなる。日本の技術を中国に取り入れて鉄鋼所を造る際、実の日本人の親と再会する。戦争がもたらす悲劇というか被害者の残酷で悲しい話し。産みの親か育ての親か、親子の絆で感動もあります。山崎豊子の長編力作です。
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一心が意外と善人じゃない、普通の人間だという描写が、裏切られた感じもするが、作者を好きな理由かもしれない。可哀想だ。こんな可哀想な話があるかな。あったんだろうな。戦争や差別は本当に良くないな。
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2020.06.26 社内読書部で紹介を受ける。
http://naokis.doorblog.jp/archives/reading_club_23.html -
多くの人に読んで欲しい傑作。
今ではほとんど話題に上がらなくなった中国残留孤児、中国という国の特殊性や文化大革命の実態等々、綿密な取材に基づいているため非常にリアルに知ることが出来る。
また、当たり前だが小説ならではのエンターテイメント性も十分でNHKドラマも面白そうだと感じた。 -
2017.7.1
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重い
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いっき読み。読後の余韻も大きい。
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流石の取材力で、引きこまれていく。
文化の違いによる価値観と認識の差が、大きな衝突や壁と作って様をまざまざと見せてくれる。