水の中のナイフ [DVD]

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監督 : ロマン・ポランスキー 
出演 : レオン・ニェムチク  ヨランタ・ウメツカ  ジグムント・マラノヴィチ 
  • 角川書店 (2013年10月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111245106

水の中のナイフ [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 人の心の水の中には鋭いナイフが沈んでいて、存在も知らずに一生を終える人もあれば、光の反射に気づいて拾い上げ、何かを切り裂く人もあるのだろう。
    モノクロの映像が美しかった。

  • 登場人物は3人と相当限定しているために、そこにおける心理的なやり取りが非常にドロドロで、それでも現実味を帯びているので、違和感なく観ることができた。

    ラストは、見栄っ張りな芸をし、失敗した機関士の話しを妻が夫に話しをさせることで、自身もまた見栄を張った今回の行動を反省しているようだ。

    その過程で3者の間で起こる微妙な心理描写が秀逸であった。
    そして、なにより美しかった。

  • 今の私たち日本人の目から見ると、
    なんなんだかよくわからない映画に見えるんですが、
    見ようによってはめちゃくちゃすごい映画・・・かもしれない。

    ポランスキー監督作は、ふつうに『戦場のピアニスト』だけ観てて、
    ちょい前に観た『ローズマリーの赤ちゃん』がめちゃ面白かったので
    遡って全部観たいんですが・・・初期作品がなくって。
    ちょうど発掘良品で先日DVDで出たのでタイミングよかったです。
    で、本当に観たいのは5作目の『吸血鬼』なんですが
    これDVD化されてるんだけどどこにも置いてない・・・。

    『吸血鬼』、原題『The Fearless Vampire Killers』ですね。
    F.V.K.!!!!!!!っちゅうことです。
    http://youtu.be/IIVkOtNqd68?t=13m34s

    それと3作目の『反撥』を観るために、まずは1作目の『水の中のナイフ』。
    原題はたぶんほぼ直訳。
    脚本はイエジー・スコリモフスキさん、『早春』はやく出ないかなあ。
    ポーランド人監督としてはアンジェイ・ワンダ監督も有名ですが、
    『カティンの森』しか観たことなくて・・・これは観た方がいい映画です。
    (BSプレミアムで今日12/6夜に放映されますので、BS観れる人は観た方がいいよ)

    ワンダ監督のはわりと思想的にわかりやすい作品だと思うんですが、
    ポランスキー作品はその後のものを観てもわかるとおり、
    普通に面白い、娯楽作品もいっぱい撮ってます。

    以前、誰か監督が(北野武だったかも)、
    「何にも起こらない話を撮る人がいたら本当にすごい」
    とか言ってた気がするんですけど、これは本当にそうで
    この映画はそういう映画です。
    起こるんですけどね、起こるけども・・・という映画。
    サスペンス映画でもあるんですが、
    サスペンスの原義・・・「サスペンス」だけなんです。
    しかも心理的な。
    いわゆるサスペンス的セリフはほとんどありません。
    セリフはなくて、登場人物たちの心理をずーっとこちらに読ませる・・・
    という、ものすごい映画。

    こないだ『太陽がいっぱい』を観たんですが、
    あちらはわりと普通な(普通じゃないんだけどw)サスペンス。
    直前に公開された『太陽がいっぱい』を観て影響されたかどうかは
    わかりませんが、あれから色んなものを削ぎ落とした感じ。
    『太陽がいっぱい』はヌーヴェルヴァーグへの対抗意識があったようですが
    『水の中のナイフ』の方が近い気がします。
    むしろ『死刑台のエレベーター』に近いような。

    その理由は、ジャズだからってだけなんですけど
    メインテーマが繰り返し流れます。
    で、曲の途中からぐじゃぐじゃっとなる。
    最初は違うんだけど、途中からフリージャズなんです。
    オーネット・コールマンの影響だとかなんとか・・・


    いわゆるサスペンス的なセリフはないんですが、
    その他の、一見無駄話のようなセリフが
    とても重要な意味を持ってるように思います。

    印象に残ったのは、柳の木に登れって話。
    本当は樫の木なのに、指導者(甲板長)が柳と言えば柳だと。
    登れと言われたら登る、そしてカッコーの鳴き真似までした。
    これって、当時のポーランドの共産主義指導者じゃないかなあ。
    ボートという限定空間が、国が凝縮された象徴のような。

    ヌーヴェルヴァーグって世代闘争の面も強かったと思うんですが、
    このボートの中でおじさんと若者の世代闘争があって、
    おじさんはしかも戦争に行ってないんですね、学生だったから。
    ポーランドで戦争に行くってことは、『カティンの森』を観たらよくわかるけど
    ポーランド軍だったかソ連に屈服したかどちらかなんです。
    (国外に出てたら義勇軍... 続きを読む

  • 製作年:1962年 製作国:ポーランド 時間:
    原題:NOZ W WODZIE
    監督:ロマン・ポランスキー
    脚本:イエジー・スコリモフスキ

    (3.5点)

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