オレたちバブル入行組 [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 53
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感想・レビュー・書評

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  • もう、何回読んだかわからん。忘れた頃に読み返してはスカッとする。

  • 面白かったですがドラマを見ていて内容がわかっていたのでドキドキ感は少なかったです。

  • オーディオブック
    銀行を中心とした半沢直樹の活躍物語

  • 面白かった!刺激的なストーリーと痛快な終わり。
    ただ、正義はたまには勝つというフレーズも出てくるように現実はこう上手く行かないんだろうなあとも思い、なんとも言えない気持ちに……

  • ドラマ『半沢直樹』で知られる、銀行を舞台にした作品。
    緻密な構成と人間描写が見事で専門用語なども多い割にはとても読みやすい作品。銀行という大きな組織における歪みやその中で蔓延るさまざまな人間模様がリアルに描き出されているが、決して銀行だけに留まらない普遍的な問題が提示されているように感じた。

  • 2013.8/22 ドラマが面白いので♪読み易い。ドラマほど「倍返し」のセリフは使わないけど、流れているものは同じで安心して読めた。

  • ドラマ半沢直樹前半部分のモデルになった作品。
    文体がかなり読みやすい。
    銀行員ということで、金融関係に興味がないと、内容が頭に入ってきづらいかもしれないが、社会人数年経験した程度の経理知識があれば、不正の内容もすんなり理解できると思われる。
    人間模様としては、小説としてはもう少し特徴があると、動きがわかりやすいかもしれないと感じた

  • 気持ちがいい。
    私が通う職場にも立場を利用し人を陥れる奴がいるので、明日、十倍返しにしてやりたい。
    この重要箇所で花へ一矢報いることを思い付くなんて。なんて冷静な頭だ。

  • しばらく前にドラマを観てから原作が読みたくなったので読んでみました。
    ドラマ同様原作もスピード感と臨場感があり、没頭して読み入ってしまいました。
    先にドラマを観ていたということもあり、頭の中ではありありとドラマの内容が再生され、まるでドラマを観ているかのようでした。
    嫌な奴を嫌な感じに描かせると本当にすごいなと思います。読んでいて本当に腹が立ってしまいます(笑)

    その一方で大企業の倫理とか、人事、昇進、同期との争いなどはもともと大企業にいた自分としてはとてもうなづけるところが多く、決して本書の内容が脚色を強くされているわけではないんだよなと思うと複雑な気持ちになります。

    読んで間違いなく面白い一冊です。続きが早く読みたくなりました。

  • テレビドラマのほうで有名になった主人公の半沢直樹。プロローグはその入社面接から始まります。企業の新卒採用ルールの網を潜り抜けて新卒を囲い込む様子など、銀行の普通とは少し違った世界であることを、ここで臭わせてくれています。それから数年が経ち、主人公も課長になり、そこで銀行人生ならではの組織の壁が立ちふさがります。きっかけは上司支店長の保身そもいえる行動からだったのですが、それを解きほぐすにつれ、その背後に動くからくりが見え始めて、それを読みながら解決されていくさまは爽快です。やられたらやり返すというイメージが強い小説ですが、そんな冷徹そうなイメージと違って、根底に流れているものは人間性というもの。銀行の人間としてこれを失わないために、今後の主人公の行動が楽しみであり、その目覚めともいえる物語です。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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